2005年12月30日金曜日

ご挨拶

今年も終わりである。
1年を振り返ってみると、ただ食べて飲んで太っただけであった。ついでに、近くに居たコマツにも聞いてみた所、「くだらないミスを無くそうと頑張ってきましたが・・えっと・・」と、真面目な事を言い出したので、「つまんないからもういい」と、追い払うと、目を丸くしてどこかへ行った。

御来店下さったたくさんのお客様、日記を見て下さった方々、多方面でお世話になった方々に感謝。来年も何卒宜しくお願い致します。なお、新年は3日より営業しております。来年も変わらぬご愛顧を

2005年12月28日水曜日

歯痛

うっすら痛い歯を抱えながら過ごしていた所、ついに激痛が走った。
「歯が痛くて死にそうだ」と言っていると、コマツが「正露丸が歯痛に効くらしいですよ、自分は使った事ないですけど」と言うので、走って買いに行った。
あまりの痛さに悶絶し、買ったその場で正露丸を使用した。すると、激痛こそ治まったが、まだ予断を許さぬ状態である。
「正露丸で治るわけないよな」と、思いながら説明書を読んでみると、用法の所に「歯の痛み」と書いてあった。歯痛に正露丸というのは迷信かと思っていたが、公然の事実であったのだ。まったく知らなかった。
そうこうしてるうちに、歯痛がぴたっと止んだ。正露丸の力は偉大であった。
痛いのが治まったので、「歯医者に行きたくないなあ」と思ったが、いつまでも正露丸の世話になる訳にはいかないので、翌日朝一で歯医者に行き、また悶絶であった。

2005年12月25日日曜日

無念

有馬記念である。
これだけは毎年馬券を買っている。実際、馬券を買いに行っているのはヤスなのだが。
クリスマスイブのディナーが終わるまでは、落ち着いて予想する事ができない為、帰宅後、毎年恒例の「明石家サンタ」を見ながら考えた。
ディープインパクトで間違いないだろうと思ったが、結果2着。無念である。
ナカイと大吉が当てており、「ホール組の勝利です」と勝ち誇っていた。確かに厨房組は惨敗であった。厨房組は、いつも頼んでいる肉屋の社長と、クリーニング屋のおやじのアドバイスを真に受けたのが敗因だ。
少ない小遣いをやりくりして負けたヤスは、すっかり意気消沈してしまい、とても見ていられなかった。
残りの小遣いでは、確実に年を越せないであろう。最後にはコスモバルクの悪口まで言っていた。何とも哀れである。

クリスマスイブも有馬記念も終わった。今年もあと少しだ。

2005年12月22日木曜日

当選

家に帰ると宅急便の不在連絡票が入っていた。物は何かと思えば、「景品」と書いてあった。
「はて、景品とは何だ」と、しばし考え思い出した。「懸賞に応募したあれだ!」
大きな液晶テレビの懸賞に応募したのだ。送り主もそこからである。間違いない。
一気に興奮度が高まり、「生きてて良かった」「これが当たったなら有馬記念当たらなくても悔いはない」などと考えながら、再配達をお願いした。
翌日、その「景品」が届いた。それはダブルチャンスで当たった、ハンドソープ詰め合わせであった。「ぬか喜びさせやがって」と憤慨していたが、冷静に考えると、「大型の液晶テレビなら「液晶テレビ」って書いてあるよなあ」と、自分の愚かさを悔いた。

2005年12月20日火曜日

アイドル

私には、アイドル並みに崇拝している人がいる。
見た目はもちろんの事、中身も素敵であり、知り合いになれただけでも有難いくらいである。
誰に似てるかと言えば、デーブ・スペクターかライオネル・リッチーしか出てこないのだが、冗談ではなく本当に素敵なのだ。
そんなアイドルと、ひょんな事から飲みに行く事になった。舞い上がった私は、友人知人に自慢の連絡をしまくったり、念入りに化粧をしたりして、すっかり待ち合わせの時間に遅れてしまった。
アイドルはやはり素敵であり、「もういつ死んでもいい」と、友人にメールを送ると、「泉ピン子がビストロスマップで、キムタクにチューされて同じ事言ってた」と教えてくれた。

2005年12月18日日曜日

メリーアップルクリスマス


先週で無事終了した、ミュンヘンクリスマス市の打ち上げで、マーカスがピアッツァにてパーティーを開催した。マーカスの料理教室の生徒さんや、クリスマス市を支えた人達がたくさん来て、盛大に行われた。
ビンゴ大会があり、コマツが始終「やりたいやりたい」と言っていた。あまりのやりたさに、ビンゴ大会の最中、ホールに出てきてしまった様が写真の端に写っている。
噂によるとマーカスは、来年もクリスマス市をやるらしい。しかも、更にもう一つ店を出店すると言っていた。私が、「リンゴパンケーキ以外は手伝わないよ・・」と言うと、「大丈夫です」と言っていた。本当にそうなのか。今から来年が心配である。

2005年12月16日金曜日

舌っ足らず

コマツは舌が足りなく、何を喋っているのか分からない事が多い。
急に話しかけられ、「シャイニーカモン見ました?」と聞かれたので、新しい映画か何かと思い「シャイニーカモン?」と聞き返すと、「証人喚問」の間違いであった。
他にも、コマツがボジョレーヌーボーがどうのこうのと話しをしていたので、「ボジョレーヌーボーがどうした?」と聞くと、ラーメンの「五丈原」の間違いであった。
私が面白おかしく言っている訳ではなく、本当にそう聞こえるのである。コマツの舌が足りないのは、今始まった話ではないので、常に気を付けて聞いていてもこの有り様である。

「この口が、この口が」と言いながら、コマツは自分の口をグーで殴っていた。

2005年12月15日木曜日

一足早いクリスマス

一足早く、クリスマスをした。
コートドールに行ったのだが、あそこはいつ行っても気後れしてしまう。何となく小さい声になり喋っていると、「普通に話して頂いて結構ですよ」と言われてしまった。完全に雰囲気に圧倒されてしまっている。
しかしたまにはこういうのが良い。大変楽しませて頂き、満足のクリスマスであった。
すっかり気分が良くなり、そのままススキノへ繰り出し、高揚している私は、「静かに出来るなら連れてってやる」と言われ、初めてシガーバーなる所へ行き、これまた楽しかった。
一緒に行った友人に「ノムリン、葉巻とバーボンが似合うわー」と言われ、複雑な気分であったが。

2005年12月13日火曜日

初滑り

シラキが新しいボードの板を購入してしまい、「どうしても滑りに行き、そしてその板を自慢したい」と言うので、今季初滑りに行ってきた。
前日にかなり雪が降ったおかげで、スキー場は素晴らしいコンディションであった。
最初は2人で一緒に滑っていたが、シラキのボードの腕はなかなかのもので、私が及ぶ様なレベルではない為、途中から個々に滑る事にした。
昼時に待ち合わせをし、再会した時には、お互い雪まみれであった。互いの厳しい自主トレが垣間見れる。
飯を食っている間、シラキは外に立てかけてある自分のボードを眺めつつ「超かっけー」と連呼していた。ついでに「盗まれては困る」と、盗難防止の鍵まで購入しており、新しい板に対する溺愛ぶりが伺われた。
「今日は空いてるし、鍵かけなくても盗まれないよ、しかもボードが見える場所で飯食ってんだから」と私が言うと、シラキは「そっすよね」と言いながらも、目線の先はボードを見ていた。
後半は天気にも恵まれ、最高のボード日和であった。「やはりボードは楽しい、来週も行こう」と、シラキを誘うと断れた。今日付き合ってやったのにこれである。

2005年12月11日日曜日

おにぎり


いつも函館から来てくださるお客様から、筋子を頂いた。
見ただけで分かる程、美味しそうなその筋子、賄いでおにぎりにして食べる事にした。
すると、おにぎりの形の話しになり、「丸い」だの「三角だ」だのと言っており、私も久々にかつて母が作っていたおにぎりを思い出してみたが、形の方はさっぱり思い出せず、「お世辞にも旨いおにぎりではなかった」という事を思い出した。
母は米を炊く時に水を入れ過ぎるのだ。うちの御飯はいつも餅寸前の状態である。夜に米を研ぎ、朝に炊いていたので、私は母が寝た隙にこっそり水の量を減らした事があるが、朝見るといつもの状態であった。おかしいと思っていると、どうやら母は朝もまた水を変えて炊いているらしい。まったく無意味な抵抗であった。
そんな御飯をおにぎりなどにしようものなら大変である。しかもヘルシー志向の母は、塩をほとんどつけない為、あまりのまずさに一度文句を言った事があるが、「そしたら自分で作れ」と言われ、あっさり怯んだ。学生時代の私は、自分で飯など作る事は皆無であったのだ。
母は今も変わらず餅の様な御飯を日々炊いている。年を取ったし消化に良いから調度いい。

2005年12月8日木曜日

お気に入りのスニーカー


このキラキラしているスニーカーは、私のお気に入りの一足である。店頭で即座に気に入り購入した。
早速店に履いてきたのだが、誰も何も言ってくれない。仕方ないので自ら切り出し、「ちょっと見て」と言うと、「光ってますね」とだけ言われた。
もっと「かっこいい」とか「同じのが欲しい」とかいう声が上がるかと思いきや、さっぱりである。
「あいつらにはこのハイセンスが分からないのだ」と思い、今度はマーカスに言ってみると「それ買った?へえ」と言われた。
おかしい。皆と同じ反応である。もしや私のセンスの方がおかしいのか。ヤスをダサいと馬鹿にしていたのもここまでなのか。
そんな時、シラキのせいで買ったCD、「青春アミーゴ」の歌詞カードを見ていると、修二と彰が同じスニーカーを履いていた。
やはり私は間違っていなかった。トップアイドルはこの靴を選んだのだ。

「修二と彰がこの靴履いてた」と、言ってみても、皆の反応は前と同じだった。

2005年12月7日水曜日

ウコンの力

酒を飲む前にウコンを飲むと、次の日に酒が残らなくて良い。
以前、社長が沖縄土産に買ってきてくれた「ウコンのお茶」を飲んだ後に飲みに行った。するとどうだろう、浴びる程飲んだはずであったのに、次の日は実に爽やかに起きれたのだ。
先日行われたピアッツァの大忘年会の前にも、私はコンビニで「ウコンの力」を買い、店先で一気飲みして忘年会に挑んだ。
皆に「ウコンを飲んできたか」と尋ねた所、大半の者が飲んできていなかった。「これはいかん」と思い、2次会に移動する際、薬局に寄り「ウコンの力」を買い込み皆に与えた。
するとナカイが、「飲んでない」と言い出したので、「ちょっと待ってろ」と、私は次に目に付いた薬局に飛び込んだ。見当たらなかったので、「ウコンの力ありますか」と店員さんに尋ねると、「うちにはありません」と言われた。
あの様なヒット商品を置かないなんて、商売をやる気があるのかと思い、外に出て「なかったわ」と言うと、「そりゃここにはないわ」と、皆に口を揃えて言われた。そこは、赤ひげ薬局であったのだ。
赤ひげ薬局は別の分野専門の薬局である。ウコンの力ではなく、マムシドリンクが主であろう。とんだ所に飛び込んでしまった。
「ナカイは酒強いからいらないな・・」と、お茶を濁し、二次会の怒涛のカラオケ大会に移動した。
翌日、やはりすっきりと起きれた。当たり前である、私だけ夕方からの出勤であったのだ。

2005年12月5日月曜日

カラオケ

明日はピアッツァの大忘年会である。
宴会男のシラキは既に張り切り、私はシラキから2次会のカラオケで歌う曲の練習を命じられた。いつも二人で流行りの曲を歌うのだ。
今回は、修二と彰の「青春アミーゴ」と、クリスタルケイとケミストリーの曲を指定された。
ちょっと前の私であれば、宴会で使えそうな歌は、いつ何があるか分からないので、言われなくても練習していたが、最近は年と共に億劫になってしまい、CDを借りに行く事も少なくなった。
しかし、シラキから指定が入ったので、重い腰を上げてレンタルに行った。すると、「青春アミーゴ」だけが、全部レンタル中で無いのだ。さすが今年唯一のミリオンである。
少々時間を潰して、カウンターで「青春アミーゴ」が返却されたかどうか聞いてみても無かった。
どうすべきか迷った。他の店に行くか、はたまたもう少し待ってみるか。悩んだ挙句、私はレンタルではなくCDを購入した。
あんなに楽しみにして、振り付けまで練習してるシラキをがっかりさせる訳にはいかない。私も振り付けの方は、友人宅でテレビを見ながら覚えたので、そこそこ行けると思うし、歌だけとんちんかんな訳には行かないのだ。

カラオケの前に、飲み過ぎてくたばってない事を祈る。

2005年12月4日日曜日

読み上げ機能

ドコモの携帯には、メール読み上げ機能とかいうものが付いているらしい。まったく知らなかった。
コマツがいきなりそんな話しを始めたので、是非聞かせてもらいたいと思い、さっそく聞かせてもらう事にした。
大吉が、「彼女からのメール聞かせてよおー」と、言ったが「突っ込みたくもなくなる様な内容だったら腹立つからダメだ」と却下し、「さっきあたしが送ったメールにしてみ」と、休み時間にコマツを食べ物調達に買物に行かせ、なかなか帰って来ないので痺れをきらし、「おせー」と、入れたメールを聞かせてもらう事にした。
しかし「おせー」だけでは、短くてあまりよく聞き取れなかった。「ちょっと待て、今良いの送るから」と、私はコマツに新たにメールを送った。
するとコマツの携帯から「うんこちんちん」と流れた。良い出来栄えであったので、「ナカイにも聞かせてやれ」と、ナカイにも聞かせると爆笑して、「ノム、うんこちんちん好きだよなあ」と言われた。そうである、私は何かにつけて、皆にこのフレーズを送信している。往年のドリフねたが大好きなのだ。

自分の携帯にこの機能がついてないのが残念でしかたない。

2005年12月2日金曜日

ハゲ

先日、ナカイの髪を触った所「引っ張るな」と言われた。「引っ張ってないよ、触っただけだ」と言うと、彼の髪を触るという事は、引っ張るに等しいという事であった。ハゲは本当に髪にうるさい。
ナカイは今日、髪を切ってくると言っていた。潔く坊主にしてくると良いのだが。

2005年11月29日火曜日

ウインドウショッピング

コマツとビームスに行ってきた。
素敵な中島店長が目当てで、私は休みの月曜日にはかなりの頻度で行っているのだが、ことごとく振られている。1ヶ月程前も、「カレーパンを差し入れに」と、足取り軽く行った所、またしてもお休みであった。どうやら月曜日がお休みであるらしい。
「居ないかもしんないけど、行ってみよう」と、ランチを共にしたコマツと行ってみると、なんといらっしゃった。
「居た!居た!」と、2人で喜び、買いもしないのに店内をぶらぶらしまくった。コマツが性懲りもなく、「上着が欲しい」だの、「白いブーツが欲しい」だのと言うので、私があれやこれやと勧めてみたが、中島店長はコマツに一つも勧めなかった。コマツに似合う物がないという事であろう。
散々ひやかして何も買わず、しまいに私は「来年のセールはいつからですか」と、とんでもなく図々しい事を聞いて帰ってきた。
今度、中島店長を尋ねて行ったら、居留守を使われるのではないかと不安である。

2005年11月26日土曜日

天海裕希

最近、天海裕希が好きである。夕方からのドラマの再放送を見て素敵だと思った。
「天海裕希いいよね」と、ヤスに言うと、「自分は、真矢みきも好きです」と、実は宝ジェンヌフリークである事が発覚した。ヤスはMなので、綺麗な女の人に怒られたい願望があるのではないかと思う。
そういえば、天海裕希の浮いた話しは聞いた事がないと思い、前忠コマツに聞いてみた所、「え、吉川晃司と付き合ってますよね」と即答された。
天海裕希にお相手が居て、それが吉川晃司である事と、コマツの即答ぶりにびっくりした。
「おまえすげえなあ」と褒めてやると、「こんな事知ってても、何にもなんないですよ・・」と恐縮していた。そう言われてみればそうだが。

2005年11月23日水曜日

ブタ


白金豚には、本物の証として「うまみあふれる白金豚」というシールが付いている。
コマツにそのシールをあげると、自分で自分に貼っていたので「やっと豚としての自我が芽生えた」と、褒めてやっていた。
すると、ナカイが喜んでやって来て、コマツを清水アキラばりにシールで豚鼻にしていた。
日記に載せるのに、写真を撮ろうとするとコマツが、「それだけはご勘弁を」と懇願したが、聞く耳を持たず「これも仕事だ」と言いくるめた。
聞く所によると、コマツは彼女と一緒にこの日記を見ているらしいのだが、自分の立場が悪い場合の時は見せないらしい。今更格好つけてどうする気なのか。
コマツの鼻は元々上向きなので、シールを貼ってもあまり変わり映えしなかった。あまりおもしろくないので、これは彼女に見せない方が良いだろう。

2005年11月20日日曜日

お手伝い


ミュンヘンクリスマス市が始まり、私達は仕事後に「りんごパンケーキ」の仕込みを手伝っている。
去年は好天に恵まれ、毎日飛ぶように売れていたらしいが、今年の初日はいまいちだったらしく、マーカスはがっくり肩を落としていた。
「まだ始まったばっかりじゃん」と、慰めておいたが、マーカスは金の勘定をしながら溜息ばかりつき、またしても仕込みを手伝わなかった。どうやらパンケーキの仕込みは、私達の仕事と決まっている様である。
コマツが特大のしゃもじを持って生地を混ぜてる姿が、何ともブタ君らしくて笑った。
帰ろうとすると、「明日は休んでいいですよー」と、お休みを頂いてしまった。今日はお言葉甘えて帰らせて頂く事にしよう。

2005年11月18日金曜日

甘味好き


ヤスは和菓子が大好きである。
団子や大福を与えると、一回で、普通の人の1年間の甘味消費量を超える量を平気で食べる。
母親からは、「おはぎがあるからお出で」と、メールが入ったりするし、ナカイが「親戚から貰った」と、年に2回ほどわかさいもを大量に持ってくる時も、豪腕振りを発揮し一人で全部平らげる。私は甘い物に関しては、それほど執着がない為、ヤスの行為にはただただ驚くだけである。
今日も社長のお友達の方から差し入れを頂いた。旭川にしか売ってないというその「もち入りパイ」は、温かくて大変美味しかった。
私が「あまり美味しくない」と感じる和菓子などでも、ヤスは「うまいうまい」と言って食べているので、今日の様に皆が美味しいと言う物などは、物凄く美味しいと心の底から思っているのではないか。
何故イタリアンのコックなのか。疑問である。

2005年11月17日木曜日

ミュンヘンクリスマス市


店のすぐ近くに住んでいる、ドイツ人シェフのマーカス・ボスは、毎日ピアッツァにやって来る。
普通に食事をしにくる時もあれば、ただお喋りをするだけのの時もあるし、彼が主催する料理教室の仕込みにオーブンを使いに来たりと、多い時には1日5回ほど来る。彼の口癖は「すごい忙しい」と「疲れた」だが、1日5回も店に来て言う事ではないだろう。
その度に私は「また来た」と言い、何か言いた気にしている時には「何さ」と、つっけんどんに聞くと、マーカスは「アキコちゃんこわーい」と言い、「何さと聞くのではなく、何ですか~マーカスさんと言って下さい」と、軽くメロディをつけながら、注意される始末である。
彼は、11月19日から12月11日まで大通りで始まる「ミュンヘンクリスマス市」に、去年も出店したが、今年も出店するらしい。
「りんごパンケーキ」なるものを売っているのだが、その場で焼いて提供する為、大変美味しくて好評である。
1日中働いたマーカスが、帰って来てパンケーキの仕込みをするのは大変だろうと思い、私達は包丁とまな板を持参し、マーカスの家で毎日手伝った。コマツとシラキがりんごを切り、ヤスが生地を仕込み、私がパンを切り、マーカスは金の勘定である。
ついに今年もその時期がやってきた。今年はドイツから父親が手伝いに来ると言っていたので、「仕込みは手伝わなくても良いな」と思っていると、「今年も宜しくお願いしまーす」と言われた。甘かった。
しかし、りんごパンケーキは美味しいので、行った際には是非賞味して頂きたい。シナモン味の方がお勧めである。

2005年11月15日火曜日

果物


イチコさんからリンゴを頂いた。
静岡の御実家から送られてきたそのリンゴは、とても大きかったので、「さすが静岡のリンゴはでかい」と、思っていると、青森のリンゴだという事であった。
店の者は皆肉食である。リンゴを1個買うなら、ハンバーガーを一個買いたいと思う者ばかりなので、果物を買って食べるなどという行為は皆無に等しい。なので、この様に果物を頂くと大変有難い。自分ではなかなか買わないが、食べた方が良いとは常々思っているのだ。
ご馳走様でした。ありがとうございます。

2005年11月12日土曜日

安堵

人の事は言えぬが、大吉はオンとオフの格好があまりにも違い過ぎる。
出かける時は、メガネをコンタクトに変え、洒落た格好をしているが、普段は毎日同じ服を着て、河童の様な頭で出勤してくる。
店に来ている実習の学生が、初出勤の時に「今日からお世話になります」と、大吉に挨拶をしたらしいのだが、次の日もまた「今日からお世話になります」と、またまた挨拶されたらしい。何故なら、初日はオンの格好で、2日目はオフの格好であったのだ。
大吉はいつもそんな様子であり、私は口を開けば彼に小言を言っているが、まったく聞く耳を持たず、屁理屈までこねる始末なので、懐かしの「ああ言えば上祐」と呼んでいる。
そんな大吉であるが、先日私に電話の取り次ぎをし、電話口の相手が開口一番「今の電話を取り次いでくれたのは誰?」と言うので、「何か不手際でもあったか」と尋ねると、「非常に感じの良い対応だった」と、お褒めの言葉を授かってしまった。わざわざ言うくらいであるから、よっぽど良かったのであろう。
見ていない所では、しっかりやっているようであり、とりあえず一安心である。

2005年11月10日木曜日

ヨガ体験

ここ最近、「ヨガをやってみたい」とずっと思っていて、友人とヨガ教室の無料体験に行ってきた。
「体硬いけど大丈夫かね」などと言いながら、友人と教室に入ると、先生らしき男性がすでに一人で座っていた。
まったく出来ないのに、男性の先生というのは嫌だと思っていると、友人が「屁したらどうしよう」と、下品な事を言い出したので、「絶対やめろよ」と釘をさしておいた。それでなくても男性の先生なのに、その上友人に屁までされては居場所がない。
教室には続々と生徒が集まって来て、気付くと一杯であった。「皆さんおはようございます」と、始まってみると、先生は女性であり、一番乗りのあの男性は、ただの生徒であったのだ。余計な心配をして損をした。
ヨガというのは、呼吸が大事らしく「はい吸ってー、はい力緩めながら吐いてー」とかを、何度も言われるのだが、気付けば逆に息をしてばかりであった。一番辛かったのは、隣りのおばさんがどうしても出来ないポーズがあり、先生がそのおばさんを指導している最中、他の者はずっとポーズを作って待っていた時である。あれほど時間を長く感じたのは久しぶりであった。友人も「あれが一番辛かった」と、同じ事を言っていたので、間違いなく満場一致である。
しかし90分終わってみると、清々しい気分であった。やはり体を動かすのは良い事だと思い、動かしついでに友人宅へ行き、エアロビのビデオを見てやってみた所、ヨガより酷い有様であった。

2005年11月8日火曜日

ダウン

冬に向けて、暖かい上着が一枚欲しいと思い、ダウンを買いに行った。
前から欲しいと思っていたのがあったのだが、桁が一つ違うほど高いので、似た様な物を探してそれを購入する事にした。
一応試着してみた。似合わなかったら嫌だし、それより何より着れなかったら困るからである。
意外にも人並み程度に似合っていたので、購入しようと思ったのだが、一つ気になる事があった。それは、物凄く臭いのだ。
しかし、「日が経てば臭いも収まるだろう」との楽観的予測で購入してきた。
買い物の後、マリさんと食事をする約束をしていたので、待ち合わせ場所にでかい紙袋と共に現れてやると、「また何買ったのさ」と言われ、一部始終を話し「鼻が曲がるほど臭い」と言うと「ああ、その臭いね、あれ収まんないよ」と、あっさり言われた。
私は安物のビニールが臭いのかと思っていたら、それは羽毛の臭いであるらしかった。彼女の家の布団が、まったく同じ臭いがするらしく、「クリーニングに出しても、何をしてもダメだ」と念を押してくれた。
ついでに、「あの店で買うからさ」と、若者御用達の店で買った事までも指摘された。

2005年11月5日土曜日

1000円のハンバーガー

先日、大吉とモスバーガーの話しをしていたら、どうしても食べたくなった。夜に食べるのは気が引けるので、朝一番にモスバーガーに駆け込んだ。
「モスは美味しいからちょいちょい食べたいが、待ち時間がうっとおしい」と、思いながら、もう注文して待っているにもかかわらず、またメニューを見ていると、そこに1000円のハンバーガーを発見した。
ハンバーガーにしては高いが、買えない値段ではない。「失敗した、これにすれば良かった」と、悔やんでいると、午後2時からの限定販売であった。限定とは、ますますそそる。
出勤し、「1000円ハンバーガー」の話しをすると、ヤスが「自分、食べた事ありますよ」と、あっさり言ってのけた。
そんな話しは聞いた事がない。ヤスは1000円もするハンバーガーを食べても、誰にも言わずにいるのだ。どこまで無口なつもりなのか。
急に腹が立ち、「何で言わないのか」と、懇々と怒り、ついでに「あのハンバーガーはガブっと一口でいけそうもない程、具だくさんであったが、その辺は大丈夫なのか」と、怒り口調で聞くと、全然大丈夫との事であった。ついでに「そんなにびっくりするほど美味しくもない」とも言われた。
1000円のハンバーガーを食べても教えてもくれず、尚且つたいした事ないとまで言われ、「つまんねえの」と思っていると、他の者は、私が店頭から持ってきたメニューのチラシを見ながら、「こっからここまで全部食べたい」などと、バカ丸出しの話しをしていた。

2005年11月3日木曜日

早起き

私はいつも、だいたい午前3時前後に寝ている。
学生時代からそんな風であり、近所に住んでいた、死んだ婆さんに「勉強もしてないくせに、夜中まで電気をつけ、近所の人に恥ずかしいからやめてくれ」と、言われた事もあった。婆さんは、夜中にたびたび便所に行く際に、私の部屋の電気が点いているのを目撃していたらしい。
しかし最近、異変が起きた。
ある休みの日に、家から一歩も出ず、1日の5分の4を寝て過ごしていた。あとの5分の1は、何かを食べてテレビを見ていた。
「これ以上寝れない」と感じるほど寝て、体のリズムが狂ってしまい、次の日から朝6時に目が覚める様になってしまった。
何度も二度寝しようと頑張ったのだが、何をどうやっても寝れず、渋々起きている。仕方なしに、朝食を作ったり、洗濯をしたりと、本来ならば当たり前なのかもしれぬが、「腑に落ちない」と思いつつやっている。
早く起きてしまう事により、自動的に12時には眠くなる。以前より健康的で良いと思うが、まだこの現実を受け止められない。

2005年11月2日水曜日

餃子

昼の賄いでシラキが餃子を作ったのだが、私は前日に、誰にも言いたくない程食べ過ぎていて、腹があまり減っていなかったという事もあり、昼飯を抜く事にした。
皆が餃子を食べているのを横で見るのも何なので、賄いの時間になると東急ストアにふらっと出掛けた。
戻ってくると、皆食べ終えた様で、シラキだけがまだ食べていた。するとシラキが、「皆、ノムラさんが『みよしの』に行ったって言うんですよ・・」と言うので爆笑した。シラキが寂しそうな顔をするので、「餃子だから、シラキが作ったから、とかで食べなかった訳では無いのだ」とだけ伝えておいた。
昼を抜いたせいで、案の定夜になると腹が減ってきた。しかも最悪な事に無性にラーメンが食べたくなり、「ラーメンが食べたい」と言っていると、ヤスとシラキが即座に食いついてきて、あっという間にラーメンを食べに行く事になった。
「一風堂」に行った事が無かったので、そこに行こうと言っていたら、自称ラーメン博士の大吉が聞きつけて、うんちくを語りだした。結論としては、大吉はあまり好きではないと言っていたが、そんな事はどうでも良く、私はますます行きたくなったぐらいである。
ヤスが「あそこはサイドメニューが充実していて美味しい」と豪語していたので、サイドメニューも頼む事にした。
明太ごはん、チャーハン、もつ煮など、色々頼んで、「あ、あと餃子3人前」と私が言うと、シラキが「ノ、ノムラさん・・」と言うので、「皆居るもん3人前くらい食べれるじゃん」と一喝すると、「今日賄いで作ったのにひどいじゃない」、みたいな事を言っていた。そうであった、すっかり忘れていた。
そしてとどめにヤスが、「今日、餃子だったっけ?」と言って、シラキは撃沈していた。

2005年11月1日火曜日

小説

誕生日に本を貰って以来、自分で買って読む様になった。良い傾向である。
先日は、少し前に流行り、映画化までされた恋愛小説を読んでみた。
「この2人の恋の行方はどうなるのだろう」と、最後どうなるかがどうしても知りたかったので、一気に読む事にした。
読んでいると、突然あとがきのページになった。「あらあら、ページをめくり間違えたよ」と、戻ってみると前と同じである。「んん?」と、また次のページをめくると、またあとがきである。
「落丁か?」と、ページ番号を確認したが間違っていない。それで終了だったのだ。
2人の恋の行方はどうにもならなかった。それは、読む人それぞれが考えて下さいとでもいった所か。なんとも後味が悪かった。
それからは、落合信彦と赤川次郎にした。恋愛小説は私にはまだ早かったようである。

2005年10月29日土曜日

おかき


兄からワサビ味のおかきを貰った。
何やらそれは、深夜にやっているテレビ番組「松本紳介」で紹介していたらしく、どうしても食べてみたくて、ネットで購入したと言っていた。随分と暇である。
食べてみた所、思ったよりはワサビが利いていたが、旨いと感じる余裕はあった。店の皆も辛いのが得意なので、逆に喜んで食べているほどであった。
ヤスは究極のM男なので、「からいけど、気持ちいい」と、訳の分からぬ事を言っていた。
「写真を撮るから良いリアクションをしろ」と、コマツに言うと、どっちつかずの微妙な感じであった。
派手なリアクションは、シラキの得意分野であった。人選を間違えた。

2005年10月28日金曜日

苛立ち

シャンプーやボディーソープなど、詰め替えるのが面倒なので、無くなればいつもポンプタイプのボトルを買っていた。
しかし、引っ越した際に友人から、バーバパパの大きな詰め替え用ボトルを貰ったので、可愛いし、せっかくだから使っていた。
それからは、詰め替え用のシャンプーやボディーソープを買ってきていた。あれは、どれにも「手で開けられます」と書いてあるが、私は一度たりとも手で開けれた事はない。いつも手が滑って開けられず、イラっとするのが常である。
そんな時は「仕方ない」と、本意ではないが、歯で食いちぎる。ハサミを取りに行くべきなのかもしれぬが、私の中ではそれこそ有り得ぬ選択なのである。
今日も案の定開かなかったので食いちぎると、中身が飛び出て口に入った。その瞬間に全てが嫌になった。自分が悪いとは思うが、何かのせいにしたかったので、シャンプーに八つ当たりをし、いつもならきっちり搾り出す所を、適当に絞って捨ててやった。
風呂から上がり、「気を取り直して、録画しておいた『世界バリバリバリュー』でも見よう」と、再生してみた所、ロッテの優勝で番組が1時間延長され、入っていなかった。
何をやってもダメな一日もある。

2005年10月25日火曜日

タコ焼き


私が録画したお笑い番組を、ヤスが家に見に来る事になった。
家にタコ焼き器があるのを思い出し、「タコ焼きでもするか」という事になり、ヤスとタコ焼きをしながらお笑い番組を見る事になってしまった。ろくに話しが出来ないヤスと二人というのも何なので、ついでにマリさんを誘ってみた所、「タコ焼き?」と言って、わざわざ江別から出てきた。彼女は食べ物が絡むと我を忘れる。
全てヤスに任せていたのだが、上手に焼けずにいると、「どれ」と、マリさんが重い腰を上げていた。その間、私は一人でがぶがぶと酒を飲み、次々にワインの栓を開けていった。
ヤスが帰りたそうにしているのが分かったが、気づかぬ振りをしてじゃんじゃん飲ませた。軟禁状態である。
私は一人で喋りまくり、気付くと外が明るくなってきていた。「んん?今、何時だ?」と聞くと、「7時です」と言うので、「うわ、アホか、帰れ帰れ」と、自分が引き止めていたにもかかわらず、慌てて帰らせた。
いい年をして朝まで飲んだ私も、夕方まで起きられなかった。また休みを寝て過ごしてしまい、後悔の念で一杯である。

2005年10月22日土曜日

最近、小さい虫が異常に飛んでるように思う。
皆の昼の賄いの買い出しに、近くの東急ストアへ買い物に行く際、道を歩いていると虫の軍団に遭遇した。何処に逃げても虫は至る所に居て、歩伏前進でもしない限り逃げるのは困難であったので、大人しく降伏して、行き帰り虫まみれになった。
ナカイも先日、自転車で出勤した際、虫まみれになり、ぎゃーぎゃー言いながら店に入ってきたのだが、既に彼のハゲ頭には虫が大量に死んでいて、「取ってくれ」と言うのだが、1匹や2匹ではないので即座に無理だと判断し、「大吉に頼め」と、駆除の任務から逃げた所、ナカイは大吉からも「無理っすよ」と、あっさり言われていた。
そして今日、何気にニュースを見ていた所、やはりこの虫は、至る所で大量発生していると言っていた。やはりという感じである。
何とかアブラムシという名前らしいこの虫、今年は夏から秋にかけて気温が高かったので異常発生したらしい。何の害も無いらしいが、口や目に入っては、やはり気持ちの良いものではない。
明日も買い物に行く際、この虫に遭遇するようであれば、本当に歩伏前進で進みたい気分である。

2005年10月19日水曜日

変な服

私は出勤時の服装があまりにも酷い。
それでも今は、洋服を着てくるだけまだましである。昔などは、「着替えるのが面倒だ」と、店で履くズボンをそのまま着て出勤していた。車で通勤していたというのも、それに追い討ちをかけたのだ。
なので、急な用事で出掛ける事になると、非常に困る。「何故、前もって言ってくれないのか」と、友人達に詰め寄るのだが、「そんな格好で外を出歩いてる方がおかしい」と言われる。
以前も、ファイのクミさんが、前のお店を辞める日に、「最後だから皆で行こう」と、急にマリさんに誘われた。その日の私ときたら、真冬だというのに、Tシャツ一枚にジャンパーという格好であった。案の定、店に行ってもジャンパーを脱ぐわけにもいかず、会う人皆に、「脱げばいいのに」と言われ、説明するのも億劫なので適当な事を言っていた。
そんな日があると、次の日からは心を入れ替えて洋服を着ていくのだが、1週間ともたず元の有様である。
今日も友人からススキノに集合がかかった。今日は真っ黄色のコートにジャージを着てきてしまった。しかし今日は何としても飲みたい気分なので、このまま出掛けるとする。

2005年10月16日日曜日

未来

私はカレンダーを見るのが好きで、人より多く見てる方だと思う。携帯の待ち受け画面もカレンダーである。暇さえあれば「この日にあれをしよう」とか、「この日は何もしない」とか、頭の中で予定を立てている。
この間も、「クリスマスのメニューを考えねば」、「来年の休みには何処に行こう」、「今度のゴールデンウィークは何連休なんだ」等と、カレンダーを追って考えているうちに、老後の事まで考えてしまい、「一人で死ぬのは嫌だな」と、非常に空しくなった。
しかし私はまだましである。マリナーラのマリさんくらいになると、常に防災用品を揃え、リュックに入れてスタンバっている。先日も「新しいメガネが欲しい」と、メガネをかけながら言っていたので、「あるじゃん」と言うと、その防災リュックに入れておく為のメガネが欲しいと言っていたのだ。リュックの中にはナサで開発された、暖かいシートみたいな物も入っていると言っていた。
彼女はいつ大地震が来ても、一人で生き残れるであろう。もし、大地震が起きて、皆が何の用意もせず避難している時、彼女は地震が来るのを知ってたかの様に、準備万端でいるのである。何としても生き延びたいらしい。
マリさんも私も、共通しているのは「一人で死にたくない」という、この一点である。しかし2人とも、強靭な肉体と精神を持ち合わせているので、簡単には死なないが。

2005年10月14日金曜日

ドルチェ


最近、このパターンのドルチェが好きでよく作っている。
洋ナシをコンポートにし、上にジェラートを乗せて頂く感じである。前回はリンゴにバニラジェラートを作ったが、今回は、洋ナシにはちみつのジェラートを乗せてみた。
食べる前から、「旨いだろうな」とは思っていたが、実際食べてみると、予想以上に美味しかった。上出来である。

「洋ナシのコンポート、はちみつのジェラート添え」ご来店の際には是非ご賞味を。

2005年10月13日木曜日

前田忠明

コマツは芸能ネタに非常に精通している。
何を見ているのかは知らぬが、結構タイムリーな話から、地味な噂話まで、幅広くネタを揃えている。
暇な時に、「何かおもしろい話ないのか」と聞くと、どうでもいいB級芸能ネタを披露してくれる。コマツのおかげで、芸能人の誰と誰が付き合っているというのを結構知った。
今日も、「和泉元椰がプロレスやるみたいですよ」と、どうでもいいがちょっとびっくりするネタを持ってきた。一応私も、「えええ?!うそ?」と、驚きはしたが、一瞬にして「どうでもいい」と思った。
うちの前田忠明は、こういうネタが得意である。

2005年10月10日月曜日

リベンジ

日曜の賄いはカレーと決まっていて、それをいつもヤスが作っている。
いつも美味しいので文句はないのだが、たまには違う人が作ったのも食べてみたいと思い、久々にコマツに作ってもらった。
「明日のカレーはコマツが作れ」と言うと、「リベンジだ、リベンジだ」と張り切っていた。過去に何回か作っているのだが、ことごとく敗退している。ちなみに前回は、どう考えても「ルーが足りないだろ・・」と思う出来栄えであった。入社当時に作った時などは、玉葱はしゃりしゃりで、人参とじゃが芋がごっそり入っている、私の大嫌いなカレーであった。
店のカレーは、人参とじゃが芋は入れないのが通例となっている。私もそうだが、皆、「嫌いだ」と言って残すので、入れなくなったのだ。
紆余曲折を経て、今日のカレーはなかなかの出来栄えであったが、新婚の若奥様ではあるまいし、カレーくらいささっとスマートに作って欲しい。

2005年10月8日土曜日

連休

気付けばまた三連休である。
この間も2回あったというのに、秋は本当に祝日が多い。
先日、何かで読んだのだが、何年か後の秋には、ゴールデンウィーク並みの連休が訪れるらしい。旅行業界は既に準備開始、みたいな記事が載っていた。
ちょっとびっくりしたので、「何年か後には、秋にもゴールデンウィークがあるらしいよ」と、ナカイに教えてやると、「ふーん」と、何とも素っ気無い答えであった。がっかりである。
他の者に言ってみた所、今度は逆に「まじっすか?!」と異常な位の驚き様だったので、それがまたわざとらしくて腹立たしかった。私が言ったので、気を使って大袈裟に驚いた振りをしているのである。
そんな時ではなく、もっと仕事中に気を使ってくれよと、いつも思う。

2005年10月5日水曜日

DVD

昨日、DVDを見ていると、またしても動かなくなってしまった。
前もあったのだが、そのまま放っておくといつの間にか直っていたので、気にせずにいた。
しかし昨日見ていたのは「24」のシーズン4であり、何としても先が見たかった。ジャックが警察に捕まった所で、次が見れなくなってしまったのだ。
血管がちぎれそうな位腹が立ち、「絶対直して続きを見てやる」と、かなりの時間DVDと格闘したが、直るどころか益々動かなくなってしまい、明け方になりやっと諦めて床に就いた。
しかしジャックが心配なので、仕事帰りにとりあえずクリーナーでも買って帰り、また格闘しようと思う。

2005年10月4日火曜日

寿司屋

マリナーラのマリさんと寿司を食べに行ってきた。
初めて行った店であったので、かなり不審な動きを二人でしていると、大将が気を使ってくれ、「今日はどんな感じで行く?」と、聞いてくれたので、「刺身と、寿司を食べたいです」と告げると、「任しとけ」みたいな感じであり、一安心であった。
刺身と寿司と告げたわりには、刺身と寿司は一向に出てこず、「笹で巻いて蒸したタチ」とか、「キンキの煮付け」とか、様々な美味しい物が出てきた。
「旨いから何でもいいや」と思い、少々会計が気になったが、気にせずどんどん食べた。私達が「旨い、旨い」と言いながら食べていると、大将は益々色んな物を出してくれた。ついでに、昔の寿司の話や、自分の若い時の面白話などもしてくれ、私はあまりの面白さに、目をキラキラさせて聞いていた。その日の昼間に私は、免許更新に行き、講習を受けてた時は、聞かねばならぬと思いつつ、半分寝ていたのだが。
大将の話で、何よりも一番うなずいて聞いたのは、「お腹いっぱい食べて欲しいから、残される位でほっとするわ」と言っていた時である。しかし私自身は、自分が食事に出掛ける時は、「食べ物を残して帰るのは武士の恥」と思っているので、マリさんがギブアップした分も食べて、完食してきた。しまいにお会計をしてもらうと、「これは、一人分の料金では?」という程、サービスしてくれたのだ。がっついて食べてしまい、大変申し訳ない事をした。
旨さと満腹感にしばし酔いしれていると、「今度行くわ」と、大将に言われ、急に私は青くなり、「日々精進して、お待ちしております・・」と言うのが精一杯であった。

2005年10月1日土曜日

デブりん

最近はダイエットの事を考えるのも嫌なほど太ってしまった。
体重計にも乗らなくなり、友人達に「ブタ」と言われても、気にする事なく過ごしていた。
すると、朝起きる時に体が重いと感じる様になってきた。考えてみると、歩いてる時にも重い様な気がする。そろそろ真剣に取り組まねばならぬと思い、やる気を促す為にもダイエット本を購入した。
店に持って来て「今日からダイエットするから、私が何かを食べていたらブタと呼ぶように」と宣言すると、大吉は「また店に余計な本が増えた」と言い、「あるあるダイエットブックはどうしたんですか」と、痛い所を突いてきた。そしてそんな日に限り、団子やドーナツを差し入れで次々と頂き、私の行く手は益々阻まれている。
とにかく、痩せさえすれば良いのだ。「ブスでデブだが気立ては良い」と、自分の事を言っていると、「原因はそれだけだと思っていたのか」と、10数年来の友人に言われ、心身ともに問題がある事が発覚した。

2005年9月29日木曜日

オンライン予約

ピアッツァのパソコンには、毎日30件近くのメールが届く。その9割9分は迷惑なエロメールであり、「人妻と~」とか、「女子高生の~」等といったものばかりであり、その中から、オンライン予約のメールを見つけるのは至難の業である。何度も削除しそうになっている。
オンライン予約は、だいたい私が返信している。「御予約ありがとうございます」に始まり、きちんとした文章で書いている。当たり前であるが。
今迄はパソコンからしかオンライン予約は出来なかったが、この度、携帯からでも出来るようになったらしい。
アナログなピアッツァも、多少進歩しているようである。

2005年9月27日火曜日

私は本をまったくと言っていいほど読まない。
雑誌やマンガは人一倍見るが、ハードカバーの小説などは、「ノルウェイの森」くらいしか読んだ事がない。しかも今となっては、「ノルウェイの森」がどんな内容だったかさえも、さっぱり思い出せない程である。
周りの友人達が読んでいたので、流行に後れてはならぬと、友人に借りて読んでみたが、あれは上・下巻とあり、えらく長い。上巻を読んで嫌になり、下巻をまったく読まずに過ごしていた所、友人に「早く返せ」と言われ、下巻はさっとしか読んでいない記憶がある。
そんな本嫌いの私は、誕生日に一冊の本を貰った。その名も「ハッピーバースデー」という本である。
寝る前に何気に読んでみると、これがえらく感動した。「母と娘の絆」みたいな話なのだが、文章も読みやすくて、一気に全部読んだ。こういう分かり安いのでなければ、アホの私にはダメなのだ。高尚な文は理解不可能である。
感動ついでに「今度は本屋に行って自分で本を購入しよう」と、心に誓った。今だ、本屋には行っていないが。

2005年9月26日月曜日

タクシーのおやじ

先日タクシーに乗った際、びっくりするほどよく喋るおやじに遭遇した。
「初めて会うお客さんに、こんな事言うのも何なんだけど」と始まり、自分の身の上話をはなし始めた。
聞く所によると、おやじは23年結婚していた女房、子供に2年前出て行かれたらしい。家も家財も金も全部無くし、おやじは体一つで生きていた。そこへひょんな事から3つ年下の彼女が出来た。私が言うのも何だが、おやじは決してハンサムではない。
本人も「何故こんな俺なんか」と思っていたが、彼女はそれはそれは良くしてくれるらしい。しかも彼女はおやじに新車を買い与えてくれたというのだ。さすがに私も驚き、「おやじが彼女に買い与えた、という間違えでは・・」と、一語一句漏らさず話を聞いていたが、間違いはなかった。「5日に納車さ~」と、おやじはルンルンであった。
そうこうしてる内に、目的地に到着した。メーターを見ると、料金が出てないので、「はて?」と思っていると、おやじが「あ!」と叫び、「メーター倒すの忘れてた・・」と言った。
「浮かれてるからだよおやじ・・」と思っていると、「600円でいいよ・・」と言われ、思わぬ所で得をした。新車を買ったと思えば、安いもんであろう。

2005年9月23日金曜日

火事


実家の近所で火事があったらしい。
幸い怪我人はなかったそうだが、知人の家が火事になるというのは、やるせない気持ちである。

私が今のマンションに引っ越したばかりの時にも、火事騒動が起きた。
夜の1時過ぎ頃に、非常ベルがけたたましくなった。「そのうち収まるだろう」と、引き続き私はテレビを見ていたのだが、一向に収まる気配がない。仕方なしに自分で管理会社に電話をし、「非常ベルが止まらない」と言うと、「多分誤作動だと思います、臭いとか煙とかって無いですよね?」と言われ、はっとした。
あわてて窓を開け、ベランダに出てみると、物凄い異臭がし、下の階の方から煙がもくもくと上がっていた。
「終わった・・」と思い、慌てて貴重品を持ち、逃げようと思った。引越しと同時に新しく買ったパソコンを、最後まで持っていくかどうか迷ったが、周囲の人に「あいつはどこまでがめついのか」と思われるだろうと思い断念した。
エレベーターは封鎖され、非常階段で逃げた。他の人も続々と逃げていたが、状況は把握していない様であったので、「火事だ、火事だ」と、私がでかい声で言ってやった。
しかし火事だと自分で騒ぎながら、119に電話していない事に気付き、またもや自ら電話した。
消防車が何台も到着し、消防隊員の人に「通報した人は誰ですか?」と言われたので、また私がしゃしゃり出て行く事になった。状況を説明すると、消防隊員の人達は階段を駆け上がって行った。
するとあっさり戻って来て、「皆さん大丈夫です。部屋に戻っていいですよ」と言われた。「原因はなんだったんですか?」と尋ねると、「鍋を焦がしたそうです」と言われた。鍋を火にかけたまま、うたた寝をしてしまい、部屋中煙だらけになったので、ドアを開けたら非常ベルがなったというのだ。
その当事者は部屋から一歩も出てこなかった。そりゃそうであろう。そして、消防に通報をした私も何となく気まずい感じであり、心底「パソコンを持って逃げなくて良かった」とも思った。
部屋に戻ると消防の人が尋ねてきた。「今回の通報、誠にありがとうございます。今後も何かありましたら迅速に通報願います」と言われ、少々自信を取り戻した。「そうだそうだ、何かあってからでは遅いのだ」と自分に言い聞かせ、床に就いた。

翌日、玄関に一通の手紙があった。開けて見ると、「お鍋を焦がしてごめんなさい」と、物凄く汚い字で書かれ、ビール券が数枚入っていた。

2005年9月21日水曜日

伊藤みどり

ヤスと話しをしていたら、あまりにも分からず屋な事を言うので、尻で攻撃してやった。
それがどことなく、フィギュアスケートの後ろ向きで滑る様な格好であったので、「ミキティー、ミキティー」と言ってやると、ひっくり返って笑っていた。
これは使えると思い、夕方、コマツが出勤して来た時もやってやると、これまたひっくり返って笑っていた。
すると、どこからか「伊藤みどり」と聞こえてきた。案の定ナカイである。確かにミキティーよりは、伊藤みどりのでかい尻に近いのは確かである。
そういえば友人も、紀ノ宮様の結婚が決まった時、「あと売れ残ってんの、オマエと伊藤みどりだけだ」と、朝一でメールが来ていた。
伊藤みどりとは、切っても切れぬ仲である。

2005年9月18日日曜日

発注


家に帰り、「さあ寝よう」と思った瞬間に、明日の発注をしていない事に気付き、青ざめた。
発注はいつもファックスで送っている。私の家にファックスはないので、夜の2時過ぎに店に行く羽目になってしまった。
家から駐車場まで、少々距離があるので小走りで行った。酒を飲んだ時は、何も考えずふらふらと歩いてその辺を歩けるが、酒が入っていないとなると、急に警戒心が強くなる。
夜中であるのに、自転車に乗った人や、後ろから歩いてくる人がちらほら居て、「通り魔か痴漢かもしれない」と、一人で勝手に盛り上がっていた。向こうにしてみれば、私も十分怪しいはずであるが。
店に着き、ファックスを送り終わると、ほっとして腹が減った。帰りにコンビニに寄り、弁当を買って帰ってきてしまい、また自己嫌悪の一日であった。

2005年9月16日金曜日

秋刀魚


初めてイタリア料理を食べに行ったのは、大学生の時だった。夜に食事に行くのは、焼鳥屋か居酒屋だった私にとって、洒落たイタリア料理店は物凄く新鮮で楽しかった。
適当に色々頼んだ所、店員さんが、「パスタを2品頼まれてますが、同じトマトソース味なので、よければ違うのになさいますか?」と言った。
私は連れと、「おおお、なるほど」と頷き、そういう事であれば変えようと、何か違う味にしたのを覚えている。いつも行っていた居酒屋の親父は、ザンギとチキンカツを頼んでも何も言わなかったが、イタリア料理ってのは気が利くなと思った。
そこで「いわしのマリネ」を前菜で食べた。それにはバケットも付いていて、「パンに乗せて食べても美味しいですよ」と店員さんに言われ、食べてみると非常に美味しかった。
次にまたその店に行った時、「いわしのマリネ」を頼もうと思ったら、メニューに載っていなかった。店員さんに聞くと、人気がないからメニューから外したと言っていて、物凄くがっかりしたものだ。
そんな事を思い出し、秋が来ると、いわしではないが、秋刀魚を使い、マリネにし、ガーリックトーストに乗せて「さんまのマリネのブルスケッタ」として出している。私の大好きな一品である。
ナカイも好きであるらしく、「家で作れるかな?」というので、「オマエには無理だ」と言ってやり「材料代と手間賃込みで5千円で、秋刀魚1ケース分作ってやるか」と冗談で言った所、飛び上がって喜んでいたので、慌てて「やる訳ないじゃん」と訂正した。するとがっくり肩を落とし、「ヤス~」とヤスに頼みに行っていた。
面倒臭い事に巻き込まれたヤスは、「作り方知らない」と嘘をついていた。

2005年9月14日水曜日

卒業論文

アルバイトのマリコは大学4年生で、只今卒業論文を執筆中である。
この間、半分程書いた論文が、パソコンがおかしくなり全部消えてしまったと言っていた。最近では、論文の事を考えるだけで嫌になり、好物のスイカ以外の物は喉を通らないそうである。重症である。マリコは真面目だからそうなるのだ。私などは酷かった。
私は大学時代、居酒屋でアルバイトをしていた。そこに、他の大学の先生であったが、私の専攻しているゼミを分野とする先生がたまに来ていた。
「卒論なんてどうすりゃいいのか分からない」と、その先生と話していると、「僕がアドバイスしてあげるから、研究室においで」と言われた。
一瞬、いかがわしい事を想像したが、その時の私は、人生の中で一番太っていた時だったので、「そんな事はあり得ない」と、早速先生の研究室へ赴いた。
一応テーマだけは、前もって先生に告げていたのだが、先生はそれを元に全て構想を練ってくれていた。「これはすごい」と私が驚いていると、先生は「こんな感じでやって行こう」と言って、また後日来るように言った。
後日訪ねると、先生が手書きで書いてくれ、第一章くらいまで完成していた。「これを自分でワープロで打ってね」と言われ、また驚いた。
「自分で考えなくていいのか?いいのだ!」と、一気に卒論が出来た気分になり気楽になった。それからは、2,3日に1回先生を訪ね、原稿を貰い、ワープロを打つという日が続いた。30枚くらいになった所で、「そろそろ終盤だな」と思っていたのだが、先生の原稿は終わる所を知らなかった。60枚くらいで、ただワープロを打つだけだが辛くなってきた。「いったい何枚書くのか」と思っていたら、ついに原稿は100枚まで行き、やっと終わった。
何も考えていないのに、疲れたのを覚えている。そして私は、その年の論文の賞を取った。当たり前である。本来ならば、かなり誇れる事なので、自慢して歩きたい所であるが、からくりがばれると困るので、あまり言わないでおいている。

頑張っているマリコを見ていると心が痛む。何事も一生懸命に取り組むのが一番である。

2005年9月13日火曜日

ロシア料理

初めてロシア料理を食べに行った。
思いつくのは、ピロシキとボルシチのみであり、あとは料理とは関係ないが、あの人形の中から人形が次々と出てくるやつである。
あれの名前はなんだったであろう。思い出せずに、友人と色々言い合っていたが、何一つピンと来なかった。しまいには私が「ロッククライミングみたいな、韻の踏み方だったと思う」と言うと、物凄い罵声を浴びせられた。
ピロシキとボルシチは絶対食べようと思い、あとはロシア語っぽい名前の付いている料理を数品頼んだ。
全ての料理が本当に美味しかった。何と言うか、味がしっかり決まっているのである。名前は忘れてしまったが、水餃子の様な物が凄く美味しかった。
料理が旨いので、調子に乗ってウォッカを飲む事にした。メニューを見ていると、その中に90度くらいのウォッカがあり、「これを飲む人が居るのだろうか」と思っていたら、隣のおっさんがきゃーきゃー言いながら飲んでいた。おっさんは、店員さんに、「本当に火が付くから、そういう事は止めて下さいね」みたいに言われていたのに、「つけてみるか、つけてみるか」と、言ってはまた騒ぎ、ご満悦の様子であった。
酒の席で楽しいのは良い事だと思うが、私も傍から見ればあんな感じかと思うと、身の引き締まる思いであった。

なので、昨日はスマートに飲んで帰って来れた。単に前日の「ノムラ祭り」の飲み過ぎが祟っただけであるが。

2005年9月12日月曜日

Grazzie mille!!

昨日は私の誕生日であった。
「2005ノムラ祭り」を開き、忙しい時間の中、色々な人に集まってもらい、本当に楽しい一時を過ごした。しかもプレゼントまで貰い。
お店でも、いつもテニスを教えてもらうお客様にボールを頂いた。社長からはケーキを頂き、友人からも似顔絵のケーキを頂き、花束もワインもたくさん貰った。他にもたくさんの物を色々な方から頂いた。本当に有難う!!
ついでに楽しい時間まで提供してもらい、お礼のしようがない。
それなのに私は、ただ酔っ払って帰ってきただけである。
お世話になった方々、本当に本当に有難うございました!!

2005年9月10日土曜日

トビー

只今店には、またもや調理学校から実習生が来ている。
ナカイはその男の子を見るなり、「あの子トビーに似てるよね」と言った。
「トビー?」と聞くと、映画のハリーポッター2に出ていて「トビーのばか、トビーのばか」とか「トビーのお喋り」等と言う奴だと言って、真似までしてくれたので思い出した。
しかし、あれは化け物の様なものなので、そんな風に言ってはかわいそうだと思っていたら、気付けば全員がその男の子を「トビー」と呼んでいた。
「トビーなんて呼んだらかわいそうだろ、なあトビー」と、気付けば私もトビーと呼んでいた。本人も、トビーと呼ばれても気にしないと言っていたが、彼はハリーポッターを見ていないので、トビーの実態は知らない。

2005年9月9日金曜日

間違い

先日また飲み過ぎ、ふらふらと帰って来てエレベーターに乗り、家に入ろうと思ったら鍵が開かない。
おかしいと思い、何度もやったが鍵は入るが回らない。その瞬間にはっとした。私の部屋は8階であるが、そこは6階であったのだ。
慌ててエレベーターに乗ろうと思い、ボタンを連打した。深夜に鍵をがちゃがちゃされた6階の住人が、警察を呼ばないとは限らない。
今度の日曜は33歳の誕生日である。こんな事をしでかしてる場合ではない。

2005年9月7日水曜日

スイカ


実家から、「大きなスイカがあるから取りにおいで」と言われ、取りに行った。どうでもいいが、携帯に実家からの着信があると、「誰か死んだか・・」と思ってしまうので、あまりちょいちょいかけないで欲しい。
店で食べようと思い、切り分けていた所、マリコが「私スイカ大好きなんですよ・・」と言い出した。しかも、どの程度好きかと言えば、無人島に一つだけ好きな食べ物を持って行けるとしたら、スイカを持って行くという程好きらしい。
それほどまでのスイカ好きを初めて見た。ナカイもなかなかのスイカ好きであり、赤い身を残してる食べ方の者が居ると、「もったいない」と怒るほどであるが、無人島には持って行かないであろう。
私はスイカは食べるが、あまり好きではなく、「スイカを食べるならキュウリを食べたほうが良い」といつも言っている。なので、ますますマリコの様な、根っからのスイカ好きにはびっくりする。
マリコはさっそくスイカ好きを発揮し、今迄のマリコの食事を量からは考えられない程の量のスイカを食べ続け、「お腹がたぷんたぷんしてきた・・」と、一旦中断したものの、また何時間か後に食べていた。

「冬は食べれなくて残念・・」と、マリコはつぶやいていた。

2005年9月6日火曜日

ケーキ


ヤスの御両親が食事に来てくださり、お土産にケーキを頂いた。
ちょうど私は前日に「ケーキが食べたい食べたい」と、夕方に大騒ぎをし、コマツが私を黙らす為に、東急ストアでポッキーやら、エリーゼやら、お菓子を買って来てくれたのだが、「食いたいのはお菓子ではなくケーキだ」と、せっかく買ってきてくれたのに文句を言っていた所であった。
ケーキの箱の紙をバリバリと、外国人形式で破いていると、シラキが「ノ、ノムラさん・・」とびっくりしていた。
黒ゴマのババロアに、抹茶のムース、黒蜜のゼリーが三位一体となったケーキがあり、それを頂いたのだが、非常に美味しかった。2個も食べてしまった。

いつも気を使って頂き、申し訳ありません。ありがとうございました。

2005年9月3日土曜日

ナカイの年齢

ナカイは見た目ももちろんだが、中身も相当おっさんである。
昔のアニメの話しをしていても、私より古いアニメの話しをするし、鼻歌を歌っているかと思えば吉田拓郎である。
何かの拍子に、ドラムの話しが出た時も、すかさず石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」を歌っていた。裕ちゃんの若かりし頃の歌を歌う20代が居るだろうか。「ブランデーグラス」くらいなら、私も歌えるが、「嵐を呼ぶ男」は無理である。
多分、ナカイは団塊の世代生まれである。

2005年9月1日木曜日

オファー


高校時代からの友人が居る。
今でも毎日トランシーバーの様にメールをしあい、くだらない事ばかり言い合っている。
彼女は学生時代、休み時間になると、ありとあらゆるクラスの黒板に、私が右手に棍棒をかざし、左手に死んだウサギの耳を持った絵を、無差別に書いて回っていた。それを私が追っかけ回し、消して歩いていたのだ。小学校時代ではない、高校の話しである。
その上私達は、傍若無人なので、学年の可愛い女子の友達はおらず、まともに話してくれるのは担任の先生くらいであった。
しかし、稀に物好きのクラスメイトが仲良くしてくれた。可愛い女子の友達は少ないので、物凄く貴重であった。
そして先日、その可愛こちゃんが結婚する事になったので、二次会からアホの方の友人と参加してきた。
「めでたい席だから、下品な事だけはやめよう」と、二人で固く誓ったのだが、誓いも空しく、開始1時間程でいつもの有り様であった。しかもよく見てみると、高校時代の同級生がわんさか来ていた。
後日、「またやっちまったな」と、反省会はするものの、本当に反省している訳ではない私達に、ニュースが飛び込んで来た。
何と、その席で初めて話した高校時代の同級生が、「楽しかったから、私の結婚式の二次会にも来て」というものである。
私達は「ついに営業のオファーが来たか・・」と感慨深くなった。オファーを受けるからには、それなりの事をして返したい。それを考えると、今から武者震いがする。

2005年8月31日水曜日

愛車を車検に出した。
「幾らかかるだろう」と、それだけが気掛かりであった。「1日で出来るので、終わったら電話します」と言われていたので、ひたすら電話を待っていた。
その間、ネットでニュースを読んでいた所、「天皇の乗る車が、日産からトヨタへ」みたいな記事があったので、読んでみた。
すると、1台1000万以上する車を5台購入と書いてあった。当たり前なのかもしれぬが、やはり一応びっくりした。
車検を何回通せるだろう。はたまた私の車が何台買えるであろう。欲しかったあのアウディが買えるなどと、考えればきりがない。
勝手に宝くじに当たったみたいな気になり、色んな事を想像してしまった。

2005年8月28日日曜日

機種変更

携帯を機種変更した。
1年半使っていて飽きた頃でもあり、友人から物凄く可愛いストラップを貰ったので、機種変に踏み切ったのである。
店の者は大半がドコモを使っているが、私はボーダフォン派である。デジタルツーカー時代から使っており、何となく愛着がありずっと使っている。
忘れもしない、私は初めて携帯を持った頃、嬉しさのあまりトイレにまで持ち込んでいた。そして、用を足したトイレの中へ落としたのだ。拾うかどうか、一瞬怯んだが、「結局はどうせ拾わなければならん」と即座に判断し、便器から拾いあげた。
次の日、ショップに持っていった所「水に濡らしましたね?」と、何も言ってないのに言われた。どうやら、リトマス試験紙の様な物が付いており、分かるらしい。
「水ではありません」と言おうかと思ったが、そうすると今携帯を触っている店員さんがかわいそうなので、言わないでおいた。

新しい携帯を持つと今でも嬉しい。今日は家に帰ってからずっと触っている事だろう。

2005年8月26日金曜日

ミーティング

私達は、毎日営業前の11時15分からミーティングをする。
その日の予約、今後に入っている予約、ランチメニューなど、皆で集まり確認する。そしてその時にはよく、食べ物が登場する。まあ朝食のような物である。
個々が勝手に、自分の食べたい物を持ち寄るのだが、マックのハンバーガーであったり、ポテトチップスであったり、クッキーであったりと、ありとあらゆる物が出てくる。
そしてついに私は今日、カニを登場させた。昨日、何故か友人にもらったのである。家でむっつり一人で食べるのも味気ないので、持ってきたのだ。
「朝からカニかよー」と言う声があがっていたが、一口食べて皆黙った。やっぱりカニは旨い。しかも、ズワイ、タラバ、花咲の豪華3品盛りであり、私もびっくりであった。中でもズワイは絶品であった。

後で友人に「旨かったから、また頼むね」とメールしておいたが、返答はなかった。

2005年8月24日水曜日

蝶々

アルバイトのマリコは、いつも可愛い服を着て、可愛い髪をしてやってくる。
私とは十も年が離れているので、真似をしようなどとは思っていないが、蝶々が付いた可愛い髪をしばるゴムを見て、ついつい同じ物を買ってしまった。
しかし、マリコの蝶々はいつも大体下を向いている。「あんたまた下向いて飛んでるよ」と言うと、「今日は何かこんな気分・・」と言い訳をして去って行く。
「ちゃんと上向きに付けた方が可愛いのに」と、自分のもつけてみた所、何回やっても下を向く。「さっきはこうやって、下を向いてしまったから、今度はこうやろう」と思ってやっても、また下を向く。10回くらいやってもまったく上手くいかないので、頭に来て放り投げ、いつもの真っ黒のゴムにした。その間に、それでなくても少ない髪が何本も抜けた。

年甲斐もなく、若い女の子の真似をした罰か。

2005年8月23日火曜日

「東京」

コマツが、福山雅治のCD[東京」をレンタルで借りたらしく、「入れますか?」と言うので、「もちのろんだよ」と素早くMDを渡した。
あれはドラマの主題歌で、聞いていても、「いい、素敵だ、さすが福山だ」と思っていた所であった。
そして早速、帰宅途中の車で聞いた。「やっぱり素敵」と思って聞いていると、段々曲が進むにつれ、語り口調で歌うような所が何回かあった。
私は歌の中に、語り口を入れられるのが一番嫌いである。福山の事は大好きであったのに、急に嫌な所を見て、百年の恋も覚めた気になってしまった。
しかし、どう転んでも福山は素敵なので、本当に嫌いなどにはならないが。

2005年8月20日土曜日

優勝!


決勝進出だけでも「ありがとう」と思っていたが、まさかまたもや優勝するとは。しかも夏の2連覇。桑田、清原の居た時代のPL学院も、松坂の居た横浜も成し得なかった偉業である。
またあの深紅の大優勝旗が見れるとは、何とも嬉しい。早速友人と「絶対また見に行こう」と堅く約束をした。ちなみにヤスは、小型テレビをドンキホーテに買いに行ったが、売り切れであったらしい。嫁にもやはり、「買うのは勝手だが、自分の小遣いで買え」と言われ、意気消沈して帰ってきたそうだ。

今日は、何が何でも祝杯を挙げなければ気が収まらない。仕事が終わったら繰り出さねば。

2005年8月19日金曜日

決勝進出

いやはや何とも素晴らしい。よくぞ接戦を制して決勝へ進んでくれた。
ピアッツァも調度、休憩時間であったので、有線をラジオに切り替え、皆で応援した。同点になった時は、ほとんど諦めたが、こんな嬉しい結果になろうとは。
ヤスは明日、「小さいテレビを買ってくる」と騒いでいた。「ドンキホーテにあんじゃないの」と教えてあげたが、多分嫁に差し止めをくらって、購入は不可能であろう。

2005年8月18日木曜日

クルージング

いつもランチに一人で来てくださる、素敵な男性がいる。
身なりも、立ち振る舞いも、それはそれは素敵で、コマツはいつもその方の事を「ダンディー」と呼び、「いつかはああなりたい」と、言っている。到底無理な話だが。
先日もランチにお見えになったのだが、大変日に焼けていらっしゃったので、ナカイが「何処かに行かれたんですか?」と聞くと、「ちょっとクルージングに」と仰ったので、皆で「すごい!素敵だ!」と騒いでいると、またナカイが「小樽ですか?」と聞いた。
すると、どうであろう「エーゲ海です」と仰るではないか。私達一同びっくり仰天である。エーゲ海が何処にあるかは分からないが、急に「小樽」と言ったナカイを恥ずかしく思い、「バカ、バカ」と言ってやった。

エーゲ海でクルージング、私にも一生縁の無い話しであるが。

2005年8月17日水曜日

駒大苫小牧

何と今年も凄いではないか駒大苫小牧。
この勢いでは、もしかしたしたら今年も、あの深紅の大優勝旗を見られるかもしれぬ。
私は去年、友人と丸井さんにあの大優勝旗を見に行った。まさか北海道で見られるとは、夢にも思ってなかった物が、「もしや今年も?!」と思うと心躍る。
明日ゆっくり休んで、明後日の準決勝ぜひとも勝ってもらいたい。

2005年8月14日日曜日

先日、出先へ花を持って行こうと思い、友人の営む花屋へ頼もうと思っていた所、本人がランチをしにピアッツァへやって来たので、「調度良かった、花を買いに行こうと思ってたのだ」と言うと、「今日休みだよ」とあっさり言われた。そうか、だからランチに来ているのである。うっかりしていた。
「夕方には店に一回戻るから、その頃おいで」と言われたが、休みなのに悪いので、「出先の近くにあるだろう」と、その辺で買う事にした。
出先へ向かう途中に、案の定花屋があったので、そこで花束をお願いした。
正直、花にはあまり興味がないので、「どのような感じになさいますか?」と聞かれても、物凄く困る。今回も「赤い色はなしで」と、的外れの事を言ってやった。
作っている所を見ながらも、「んん?」と思っていたのだが、「はい、こんな感じでどうですか」と完成品を見せられ、目が丸くなった。
それは、何と言えばいいば、昭和っぽい感じの花束であり、それを紫の紙でぐるりと巻き、根元にホイルがくしゃくしゃっと巻かれていた。
「リボンとか、セロハンみたいは付けないのだろうか・・」と思い、呆然としていた所に、たたみ掛けるかの様に、「サービスしときました」と言われた。
それを言われてしまうと、もう何も言えなくなり、がっくり肩を落として店を後にした。
これを渡すと、私のセンスまで疑われるのではないかと、すっかり持って行くのが嫌になってしまった。

花は信頼出来る所に頼まねば駄目である。今度からは、ノリちゃんが休みでも絶対「そら色のたね」でやってもらう。

2005年8月13日土曜日

ごちそうさまでした!


社長の御両親から、何と寿司の差し入れをして頂いた。
お盆のロングラン営業の最中、暑さと忙しさで疲れ気味の私達であったが、全員寿司を見て笑みがこぼれていた。
アルバイトの女の子が、「食べれないのはどうしたらいいですか」と言うので、「食べれないのは全部、おばさんの所に入れなさい」と言ってやると、半分程くれた。しかもウニであった。驚いて「ウニ食えないのお?!」と、大きな声を張り上げてしまった。
ウニを食べれないなんて、人生の半分を棒に振った様なものである。私はウニの無い人生など、到底考えられない。ウニと共にあれである。
「足りなかったら困るから」と、一折多めに持ってきてくださり、それが幸か不幸か争奪戦となっていた。シラキが自分のウニをまだ食べていないのに、ウニをキープしようとしてヤスにぼこぼこにされていた。当然である。残りのほとんどはナカイが食べていたが。
何だかんだ言ってもやっぱり寿司である。死ぬほど美味しかった。本当にありがとうございました。

2005年8月12日金曜日

千歳No.1

シラキの実家は千歳で農業を営んでいる。
いつもいつも、ハスカップにブルーベリー、カボチャにトマトと、色々な物を頂いている。
それを自称千歳No.1のシラキが、せっせと車で運んでくれるのだが、ピアッツァ近郊の山鼻の住宅街が、一気にスラム街と化す程、重低音を効かせた車で現れるのが問題である。

本日は、千歳No.1シラキのハスカップを使ったセミフレッドと、ジェラートを作りましたので、是非どうぞ。

2005年8月9日火曜日

クラウン


大吉がついに車を購入してしまった。
しかも黒のクラウンである。こんな古いクラウンは、久々に見た。
しかも、あまりに大きくて邪魔である。写真を撮るにも一苦労であった。長くて収まりきらないのだ。
事故だけは起こさないでくれと、ただただ祈るだけである。

2005年8月7日日曜日

ヒラツメガニ


先日、瀬棚に行った際に「ヒラツメガニ」を初めて食べた。
美味しかったので、これでパスタを作ろうと思い、「あがったら送ってくれ」と頼んでいた所、今日送られて来た。
地元の人は「毛がにより旨い」と絶賛するヒラツメガニ。1人前で、丸々一匹使ってスパゲッティにしますが、身もたっぷりあるので、一度で二度美味しいです。是非ご賞味を。

2005年8月4日木曜日

トウキビ

ヤスは、トウキビが大好きである。
以前、一緒に食べ放題の店に行った時、寿司でトウキビの軍艦巻きがあった。私はそれを見て、「これを好んで食べる人が居るのだろうか」と、心の底から疑問に思っていた。そんな矢先に、目の前にヤスがその軍艦巻きを、皿いっぱいに盛って席についていた。私はヤスに「わざわざそれを食う気が知れない」と、散々言ってやったが、ヤスはおかわりまでしていた。
そして先日も、私が「とうもろこしのジェラート」を作っていた所、物凄い視線を感じるので見ると、ヤスがトウキビをじっと見ていた。裏漉したトウキビのかすをやると、ゴムベラでむしゃむしゃ食べていた。
まだある。セブンイレブンに、コーンマヨネーズのパンがあるらしいのだが、ヤスはそれが大好きである。帰りに自転車でセブンイレブンに寄り、それを食べながら帰るのだが、また最寄りのセブンイレブンに寄り、また買って食べるのだ。
ヤスのトウキビネタは尽きる所を知らない。

2005年8月3日水曜日

息子


先日、私の父の会社の方がお店に来てくださった。
「くれぐれも宜しく頼む」と、父が言っていたので、気合いを入れてつい自分のさじ加減の量で作ってしまい、「すごい量だね」と言われてしまった。他のお客様にもよく言われるのだが、「足りないよりはいいか」と、私は勝手に前向きに考えている。
「前からずっと来ようと思ってたんだよ」と、父の会社の方は仰ってくれ、「それはそれはありがとうございます」と言っていると、続けて、「息子さんがここに居るって聞いてたからさ」と仰った。
間違いなく、はっきりくっきりと「息子」と言った。父は会社で私の事を「長女」ではなく、「次男坊」とでも言っているのだろうか。まあ別にどちらでも良いが。
私は今でも、反抗期の中学生の様な態度を父にとっているので、もしかすると腹いせのつもりで会社で「次男」と言っているのかもしれぬ。

2005年8月2日火曜日

in瀬棚

恒例の瀬棚ツアーに行ってきた。
行く度に思うが、遠い。一緒に行った友人は道中、あまりに何もない、田舎特有の風景を眺めながら「はあ~寂しい~」と何回も言っていた。
しかし、着いてしまえばそこは天国である。さっそくビールを飲みながらウニを頂いた。そして、友人宅の目の前にある港へ行き、船に乗せてもらい、海の上にある風力発電の風車の真下まで連れて行ってもらった。
瀬棚の風力発電は、去年までは2基しかなかったのに、今年は一気に増えていた。あの風力発電は、えらく儲かるらしいのだ。しかも海上にある風車は、「普通の人はこんなに近くでは絶対見れない」と言われ、興奮度が一気にアップした。
私はあの風車を見る度に、何故か恐ろしいと感じる。有り得ない程大きな物に対して、どうも私は後ずさりしてしまう。北ガスのタンク等も同様である。
なので、海の上で、しかも風車の真下に連れて行かれ「ブンッ、ブンッ」と鳴っているとなると、私はもう成す術が無く、「オマエずっと口開いてたぞ」と指摘された。
夜の宴会には、「牛飼い」が来ると聞いていたのだが、「仔牛の世話が忙しい」と、まんまとすっぽかされた。しかしアワビを「もういらない」という程食べてきたので、文句はないが。
散々世話になったのに、またもや遠慮なく土産を貰って帰ってきた。ありがとう、ヤマヨ斉藤漁業。
帰りの車中、友人は「もうあと今年、楽しい事何もない」と言い放っていた。彼女は毎年、帰りの車で必ずこれを言う。

2005年7月31日日曜日

暑い日


昨日より多少ましであるが、今日も暑い。厨房の中は、ますます暑い。暑くなると皆、話さなくなってくる。ヤスはずっと不機嫌な顔で仕事をしていた。そこへ私が、やいのやいのと話しかけるので、ますます暑がっていた。友人達から来るメールも「暑い」だの、「ビール飲みに行こう」だのと、そんなのばかりである。
しかし、去年よりは100倍ましである。去年の連日の猛暑は堪えた。毎日仕事帰りに近所の銭湯に寄り、今まで入った事がなかった水風呂に初めて入ったりした。

夏なんだから、多少暑い位が良い。アイスの消費量は異常に増えるが。

2005年7月29日金曜日

花火大会

今日は、豊平川で花火大会が催されると思っていたが、大雨が降っていたので「しめしめ、これは延期だ」と思った。
ネットで延期の場合の日時を調べた所、「次週の月曜日から水曜日のどれか」とあったので、「行ける!」と思い、鼻歌交じりで仕事をしていると、「今日花火やったんですって!」と、情報が舞い込んだ。
あんなに雨が降っていたのに打ち上げるなんて、随分と強行突破ではないか。驚いた。
しかし、「花火、花火」と騒ぐ年でもないので、また来年に期待する事にした。

2005年7月28日木曜日

好物

店の皆に、「好物は何か」と突然尋ねてみた所、ほとんどの者が「寿司」と答えた。例外だったのは、コマツの「カレー」と、社長の「羊の肉」という答えだ。
ヤスが「すき焼きも捨て難い」というので驚いた。私の中ではランキング外である。「すき焼きなんて」という様な発言をすると、「あんなに焼肉食べるのに、すき焼き嫌いなんですか」という様な事を言われたので、「焼肉だって好きという訳ではない、寿司の前では全てが霞んで見える」と言ってやると、全員がびっくりしていた。私はそれ程焼肉を食べるのだ。
コマツがぼそっと「誰もスパゲッティって言わない・・」と嘆いていた。本当である。言われるまで気付かなかった。

2005年7月27日水曜日

瀬棚ツアー


今度の月曜日に、友人達と毎年恒例の「瀬棚ツアー」に出かける。瀬棚の漁師に嫁いだ友人の陣中見舞いのつもりが、いつの間にか海産物が目当てで行く様になってしまった。そのくらい私達を虜にする程、瀬棚の海の幸は旨いのだ。
そして友人が用意してくれるのは、海の幸だけでなく、夜には村の青年部の人達まで用意してくれる。今年は「牛飼い」の人が、搾乳の時間に当たらなければ合流すると言っていた。
こんなにまでしてくれる友人に、私が用意している手土産は、セールにて980円で買ったパーカーである。

2005年7月26日火曜日

歓送迎会

まっつんのお別れパーティーと、新しくアルバイトに入った人達の、歓迎パーティーした。お決まりの、焼肉とカラオケである。
散々飲んで、食べた後に、カラオケの「エル・カーサ」に移動して二次会である。どうでもいいが、あそこは以前「エル・サハラ」ではなかったか。いつから「エル・カーサ」になったのだ。
カラオケでは、いつもの通り、まっつんと大吉の応酬であった。まっつんが入れた曲がかかると、「うわ、この曲長いんだよなー」と大吉が言い、大吉の入れた曲がかかると、まっつんが横から出てきて、勝手に歌うといった感じである。うちのカラオケは無法地帯である。無礼講どころの騒ぎではない。
皆朝まで騒いで帰宅した。まっつんは家が遠いので、ナカイの家に泊まらせてもらったらしい。帰宅してから、少し飲み直したらしいのだが、まっつんが「もう眠いから寝ましょう」と言うので、床に就いたという。そして朝起きるとまっつんは「全然寝れなかったです」と言い、速攻帰ったらしい。
最後の最後までこれである。

2005年7月23日土曜日

キムタク・シラキ


シラキは異常な位、格好つけるのが大好きである。特に、女の子や新人が居る時は顕著に見られる。
そして大吉はよく、シラキの武勇伝を聞かされるらしい。シラキは千歳出身なので、「千歳のここがすげえ」だの、「オレのここが格好いい」だのと、自慢話に花が咲くらしい。
確かにシラキを見ていると、どう見てもキムタクの真似してるだろ、と思う時が多々ある。今日も、変に格好をつけてナカイに指摘され、皆に笑われていた。

格好つけるのは勝手だが、新人を捕まえて、武勇伝の洗礼を受けさせるのだけは止めて欲しい。

2005年7月22日金曜日

ビアガーデン

ついに昨日から、大通り公園でビアガーデンが始まった。
毎年、物凄く行きたいと思っているのだが、思えば4、5年行っていない。今年は絶対に行き、出来れば「ビール早飲み競争」とかに出たい。あれは今でも行われているのだろうか。
今度の月曜日には、何があってもビアガーデンに行く。外で飲むビールは格別である。

2005年7月20日水曜日

イワオ


ふと気付くと、またヤスの頭が大きくなっていた。髪の伸び方が異常に早いのだ。
「なんか岩みたいだから、今日からヤスダイワオって名前ね」と命名してあげた。
「イワオ、イワオ」と呼んでいると、結構皆に浸透していき良い感じである。マリコにも、「ヤスの名前知ってる?イワオっていうんだよ」と、言ってやると、「そうでしたっけ?」と、疑問を抱きながらも「ヤスダさん、イワオさんでした?」と、ヤス本人に聞きに行っていた。良い傾向である。あと2、3日もすれば、皆イワオと呼ぶであろう。
そう思っているとヤスが、「今日絶対に髪を切ってくる」と言い出した。
せっかく良い名前を付けてやったのに、がっかりである。

2005年7月18日月曜日

挨拶

只今ピアッツァは、いつになく大所帯である。
実習生が3人に、新しいアルバイトの人が2人と、計5人も普段より多いのだ。しかし皆、実習生と新人であるので、仕事の方は半人前の為、昨日はイチコさんが助っ人に来てくれた。私達はイチコさんが現れると、「おはようございますっ!」と頭を深々と下げて挨拶する勢いであるが、新人達は状況が把握できていない様なので、「あの人は店で一番怖い人だから、ちゃんと挨拶しなきゃ駄目だよ」と言ってやると、「そうなんですか・・」と真顔で返された。新人が改めて挨拶してる所に「命だけはご勘弁をって言え」と、横からちゃちゃを入れると、「今日の所は許してやろう」とイチコさんが仰っていた。
お代官様は心が広くていらっしゃる。

2005年7月17日日曜日

ノム宅

先日、実家へ帰ると玄関周りが綺麗に変貌していた。どうしたのかと母に尋ねると、「向かいの家が、庭や玄関周りを業者に頼んで整備してもらった所、あまりにも素敵になり、我が家が貧相に見えて仕方ないので、家も頼んだ」という。しかも向かいの家に業者を紹介したのは、母だというのでこれまたやるせない気分だったらしい。
「ついでだから裏の庭も頼んだ」と聞いて、「それは良かった」と思った。裏の庭は、父が好き放題に何でも植えまくり、松の隣りにバラ、その隣りはキュウリ、などという具合になっているのである。父は洋服でも、柄物のズボンに柄物のシャツを合わせるという、ハイセンスの持ち主であるので、庭も言った様な具合なのだ。
「今度は庭を触らせない」と母は断言していた。しかし、立派になった庭を見たら、父は居ても経ってもいられなくなり、また何か買って来て植えるであろう。

2005年7月15日金曜日

盗難

出勤すると、シラキのカスタム自転車が見当たらなかった。いつも私が車を置く場所に、堂々と自転車を置いているので、20回くらい注意して、最近やっと普通の場所に置くようになった。なので、毎朝シラキの自転車をチェックするのが日課となっている。
「もしや遅刻か」と思い、店に入ると、いつも通り、「おはよーございますっ」と必要以上に元気に居た。自転車はどうしたのかと尋ねると、なんと盗まれたと言う。
「あの自転車を盗まれたの?!」と、私も朝から眠気が一気に吹っ飛んだ。シラキの自転車といえば、籠の代わりに牛乳箱が取り付けられていて、最近ではマーカスにも、虎の「パフパフ」と音の鳴るクラクションまで付けられ、ますますパワーアップしていて、尋常な精神の持ち主であれば、とても乗ろうとは思わない代物である。それが盗まれたというのであるから一大事である。
シラキは、「近所の中学生が、毎朝オレの自転車見てたんっすよ、絶対あいつらですっ」と言っていたが、真相は定かではない。
そして、盗まれたと騒いでいるが、鍵はもちろん掛けていなかったので、当然といえば当然である。

2005年7月13日水曜日

さよならまっつん

長い間アルバイトに来てくれていたまっつんが、明日引退である。
私は明日、シフトの関係上、まっつんとは会えないので昨日で最後であった。「今日でまっつんと会うの最後か、ラッキー」と言っていると、社長が「いいなあ」と言うのでうけた。
数々の伝説を築き、惜しまれつつ明日ピアッツァを辞めるまっつん。私もたくさん迷惑をかけたと思うが、その代わりまっつんにもたくさん迷惑をかけられた気がするので、ちょんちょんである。お互い水に流そう。
今後は医療関係の仕事に就くらしい。いつも休憩中にさえ、一生懸命勉強している姿を見ていたので、是非とも頑張ってもらいたい。
そして、いつでも店に遊びに来て欲しい。
長い間お疲れ様。

2005年7月12日火曜日

生ハム

現在来ている実習生に、生ハムを切ってあげた所、「生ハムとメロンて旨いですか」と言うので、「あたしならメロンと食べるなら、むしろご飯に乗せて食べたいけどね~」と言ってやると、目を丸くしていた。
後に考えて、あの発言はコックとしてあるまじき発言かと考え直し、「イチジクと生ハムなら好きかも」と、かなり時間が経った後に実習生に告げると、「あ、はい・・」と言っていた。今更なんだ、といった感じである。

発言には気をつけねばならぬ。

2005年7月10日日曜日

宝石


瀬棚に住んでいる友人は、ショッピングが大好きである。札幌に来た時は「欲しい物何も無かった」と言いながら、両手一杯に袋をぶら下げている。そして2、3回使っただけですぐに飽きて、カバンやら洋服やら、お下がりが私達に回ってくる。彼女はあの買物癖が無ければ、家が1件建つのではないかと思うほどである。
しかし如何せん瀬棚に住んでいる為、ふらっと買物に行く訳にはいかない。7月から始まっているセールにも、行けずじまいで不憫である。いつも世話になっているので、Tシャツを買って送った所、アワビとヒラメが届いた。セールのTシャツが、アワビとヒラメに化けたのだ。私にとってはダイヤモンドより価値がある。
一人で全部食べたいが、それも大人気ないかと思い、少しだけ皆にもあげた。少しだけである。

2005年7月9日土曜日

ダイエットペプシ

日記を見た友人から、怒りのメールが来た。
要は、「毎日ペプシ飲んでるなんて、何ほど太りたいのか」という内容であった。そういえば言い忘れていたが、買っているのは「ダイエットペプシ」なので、カロリーは0である。その旨を伝えると、「それは安心したが、ボトルキャップ集めるなんて、どこまでわんぱくなんだ」と、叱咤された。ここに書いたのが間違いであった。

今日もまた「ダースベイダー」が出た。

2005年7月8日金曜日

ペプシ


この所、毎日ペプシを飲んでいる。というのも、ペプシに付いているスターウォーズのボトルキャップを集めているからである。
毎朝、出勤途中にコンビニに寄り2本買ってくるのだが、出てくる物、出てくる物、全て悪役ばかりである。今日はついに「ダースベイダー」まで出た。
するとヤスが「ノムラさんダークサイドに引き込まれてんじゃないですか」と言い出した。私の心に曇った部分があるのか。もしそうなら、ペプシの飲み過ぎのせいだ。
ヤスが大きな声で「ノムラさん、フォースと共にあれ!」と言っていた。

2005年7月7日木曜日

セール

夏のセール時期であるので、皆休日を利用して買い物に行ったらしい。
私がいつも「ダサいダサい」と言っているヤスは、嫁にお願いして色々買ってもらったらしい。本人は満足気であったが、まだ見ていないので何とも言えぬ。
コマツは、お洒落なのはいいのだが、いかんせんブタの為着れる服がなかったらしい。
うけたのが大吉である。買い物ついでに4プラでコンタクトも買ったらしいのだが、買い終えて4プラ内の違う店で洋服を物色していた所、「先ほど、コンタクトをお買い上げの恩田大吉さま、恩田大吉さま~」と館内放送で呼ばれたという。すると隣に居たカップルが「いまどき大吉って名前もないよね」、「めでてー名前だな」と、隣に御本人様が居るのも知らず、楽しそうに言っていたらしい。「なまら恥ずかしいっすよ」と少しキレ気味で言っていた。確かにこんな漫画の様な話は聞いた事がない。
私も時間が空けば買い物に行っているが、コマツと同様、太っている為何も似合う物はなかった。

2005年7月6日水曜日

ファイ


私達、店の者全員がよく行くワインバー「ファイ」の皆様が食事に来てくださった。
とても素敵なお店で、隠れ家的な感じもあり、夜な夜な各界著名人が集まっている。
私がファイへ行く時は、大概何件か飲んだ後に行くので、いつも醜態を曝して帰って来る事になる。「こないだのノムリンは酷かった。手が付けられなかった」と、行く度に言われる。

たまにはスマートに飲める所を見せたいので、今度は1件目に行く事にする。

2005年7月5日火曜日

工場見学

いつもお世話になっている日高乳業さんの所へ、工場見学に行って来た。
私は何年か前にも行った事があるので、「そうだった、そうだった」という感じで見ていたが、他の者は楽しそうに牛乳が詰められる所などを見て、感嘆を上げていた。
全て見終えた後に、作りたてのモッツァレラを食べさせてもらった。他にもコーヒー牛乳やら、フロマージュブランのデザートやら、いっぱいご馳走になってしまった。
私は地味に乳製品はあまり好んで食べる方ではないのだが、日高乳業のコーヒー牛乳とフロマージュブランのデザートだけは大好きである。しかし、ほとんど小売りしていない為、スーパー等には売っていないので必然と食べる機会は少ない。
そんな話を部長さんにすると、「いや~正直フロマージュブランはやめたいんだよ、でもこれ金賞取っちゃってさ、やめるにやめれないのさ」と、爆弾発言をし始めた。
他にも部長さんは、「モッツァレラ始めるって時も、こんな味もそっけも無くて牛乳くさいチーズなんて売れるのかと思ったよ~」等と、次々に言い出し、私は笑いが止まらなくなった。
帰りに、私が一押しのコーヒー牛乳を、一人1ケースも頂いて帰ってきた。車中、「あの部長さん、なんまおもしかった」と何回も言っていたら、一緒に行ったマリさんが「あの様な人がタイプなのか、そーかそーか」と言って、妙に納得していた。そうゆう意味ではないのだが。

2005年7月2日土曜日

寿司

私は無類の寿司好きである。いつも一人で回転寿司に行き、10皿は平らげる。調子が良ければ15皿くらい行ける日もある。
しかし別に回転寿司が大好きという訳ではない。回ってない寿司を食べたいと思うが、とにかく寿司を食べる日が多いので、1週間に何度も寿司屋に行く程金に余裕は無いというだけである。
そんな寿司好きの私には、寿司屋の友人がいる。その友人が昨日、「寿司を持って行くから、久々に皆で集まろう」と言うので、慌てて出かけた。
私は仕事後に行った為、別桶に一人前が用意されていた。「なんまうめー、なんまうめー」と100回くらい言いながら食べた。
もう一人の友人は「寿司を見ただけで笑顔がこぼれる」と言い、続けて、「あんた、寿司と肉に求婚されたらどっち取る」と難しい質問を投げつけてきたので、真剣に悩んだ。結局は寿司であるが。
「もう1回行く?」と友人に言われたので、寿司がもう一桶あるのかと思い、「今日はもうお腹いっぱいだからいい」と言うと、「アホか、バーゲンの話しだ」と言われた。夢見心地で寿司を食べていた為、友人達の話をあまり聞いていなかった。そうであった、昼に彼女等とバーゲンに行ったのを忘れていた。

しかし、寿司を考えた人はすごい。

2005年6月30日木曜日

実習生


店にまたまた実習生が来ている。ほとんどの実習生は1週間くらいであるが、今回は1ヶ月というロングランである。
賄いを食べながら「好きな芸能人は誰だ」と聞くと、「木村カエラ」と言っていた。そこでヤスは「あ、オレも」と嘘を言った。ヤスは「小西真奈美」だかという、宇宙人みたいなのが好きだと言っていたのを聞いた事があるからである。大吉は「オレ、上戸彩」と言って、「ロリコンっすね」と19歳実習生に言われていた。

私は間違って「福山雅治」と、つい本当の事を言ってしまった。これは隠ぺいしなければならない事実であった。