2005年2月27日日曜日

電話


アルバイトのまっつんはかなりの天然である。一説によれば養殖だという話もあるが、今のところは私も天然だと踏んでいる。
そのまっつんが、私に電話の取り次ぎをし「向かいのスガワラさんからお電話です」と言った。
はて、向かいのスガワラさん?覚えがない。もう一度まっつんに問いただすと、「ええ、向かいのスガワラさんです、ノムリン居る?って」と、あまりに自信満々に言うので電話に出た。
すると電話の向こう口に出たのは、「向かいのスガワラさん」ではなく、「ファイのヒラムラさん」であった。
少し似ているのは認めるが、でもまったく違うではないか。しかも私が電話で話している間も、スガワラさんではないことには気付いたらしいのだが、今度は「じゃあカサハラさんだ」と、コマツに確信を持って言っていたらしい。

言葉使いも丁寧で、見た目も30代後半っぽいが、中身はとんだおっちょこちょいの24歳である。

2005年2月26日土曜日

コラボレーション


私、コマツ、シラキの3人で一つのドルチェを作った。
ビスキュイはシラキが焼き、ココナッツのババロアはコマツ、後は私が手掛け、監修、組み立てした。
頼んだくせにカンカン言う私に、多分彼等は「そしたら自分でやれよ・・」と思っていたに違いない。

息の合わない3人だが、ドルチェの方は上手くいった。
「ココナッツとカラメルのケーキ」御来店の際には是非御賞味下さい。

2005年2月24日木曜日

サルシッチャ


霧島黒豚でサルシッチャを作った。
肉を腸詰めにするのにシラキに手伝ってもらうと、途中肉が出てこなくなった。シラキは破壊ダーであるから、「また壊したかーー、シラキー」と言っていると、それを見ていたヤスがぼそっと「肉押すだけなのに・・・」と言っていた。ごもっとも。肉を押し出すくらいスマートにやってクレヨンである。

しかし何度やってもサルシッチャを作るのは楽しい。グルグル巻くのが堪らなく快感である。

2005年2月23日水曜日

また降っている。毎日降っているではないか。最近、晴れている日があっただろうか。絶対ない。
私は雪掻きが嫌いだ。実家に住んでいた時はたまにやっていたが、自分の通る道しかやらない為、母に怒鳴られていた。あまり怒るので渋々全体的にやると、今度はやり方が汚いと怒られる。
そんな私とは対照的に父はすごい。夏かと思うくらい綺麗に雪を掻く。先日、実家に帰った際には、「今年の雪掻き苦労話」を延々聞かされた。太ってるのだからダイエットになっていいではないかと思うのだが、それは言わずに「ご苦労さん」と言っておいた。

店のメンバーも日々頑張って雪掻きしている。私はいつも暖かい店の中からエールを送るだけである。
明日もみんな頑張れ。

2005年2月22日火曜日

テニス


昨年からテニスを始めた。店の前にあるマンションのテニスコートで、楽しそうにプレイをする人達を見て急に思い立った。
しかしテニスは一人では出来ない。となると犠牲になるのは店のメンバーである。楽しい休みの日に、仕事より早い時間に集合させられるのだから、彼等にしてみたら迷惑な話である。しかも私は、イチコさんが妊娠してるのを知らずにテニスに誘い、雨の降る中、延々とやっていたりした。今考えたら怖い。子供が無事に生まれてきて本当に良かった。
最近はついに、マンションの皆さんにご指導頂いている。昨日は、中学校の体育館を借りて、皆さんとテニスをした。相変わらずのダメっぷりだったが、楽しかった。皆さんには多大なるご迷惑をおかけしましたが。

しかし、ボレーだけはいくらやっても上手くなる気がしない。今後の重要課題である。

2005年2月20日日曜日

スープカレー


日曜日の賄いはカレーだが、今日はスープカレーを作ってみた。
作り方など到底わからない。以前、新聞でチラッと読んだ程度の知識である。あとは全てイタリアンの英知を結集して作った。少し言い過ぎたか。
しかし最後に、1本余っていたバナナが目に入り、それをぶち込んだのが間違いだった。たった1本なのに、すっかりトロピカルな南国カレーになってしまった。一生懸命すったスパイスも水の泡である。

なんとか食べれるものではあったが、本当の旨いスープカレーが食べたくなった。

2005年2月18日金曜日

豪快

先日、初対面の人に「豪快ですね」と言われた。「いやあ、どーもどーも」と張り切ってお礼を言ったが、後で考えたらどう考えても褒め言葉ではない事に気付いた。
その旨を友人に伝えると、「高校時代も先生に、腕力勝負のノムラと言われていたではないか」と言われた。
そうであった。数学の時間に、黒板で数式を解けと言われ、結果的に答えは合っていたのだが、一つの公式を知っていれば一行で終わる問題を、何行にもわたり、しかも堂々と書いた事から、「う~んノムラ、腕力勝負」と言われ、以来ずっと当てられる度に言われ続けていた。

30過ぎても何も変わってないのか私は。そろそろなんとかせねば。

2005年2月17日木曜日

男の子

ついに生まれました、社長とイチコさんのベイビーが。
3300グラムの元気な男の子らしいです。イチコさん、ほんとにご苦労様でした。これからの方が大変だとは思いますが。

とりあえずご報告まで。

2005年2月16日水曜日

取材


道新オントナの取材があった。
毎回思う事だが、出来上がってきた写真やコメントを見る度、よくもこんなに綺麗に写してくれ、うまい事書いてくれるもんだと感心する。私は文句を言うのは得意だが、賛辞を送るのは大の苦手であるから。

先日、社長がたまたま小樽でどさんこワイドの取材に出くわしたらしい。そして昨日、屋台でワンカップを飲む凛々しい社長の姿が放映されたそうだ。うけた。

2005年2月15日火曜日

海の幸

瀬棚の漁師に嫁いだ友人がいる。
夏に遊びに行くと、ウニ、アワビ、ホタテと、海の幸を好きなだけ食べさせてくれる。まさにあそこは竜宮城である。そして私の誕生日にはアワビを送ってきてくれる。何よりも嬉しいプレゼントだ。
嫁いだ当初は、札幌に帰って来たいと騒いでいたが、最近はついに観念したらしく言わなくなった。住めば都であろう。しかも何度も言うが、あそこは地上にある竜宮城である。心底羨ましい。

瀬棚で頑張ってる彼女が嫁いだ先、リンク貼ってありますので是非ご覧下さい。ホタテうまいです。

2005年2月14日月曜日

感性の欠落


自分に足りない物はたくさんがあるが、とりわけないのは花や絵、インテリアに対する感性に極めて顕著に見られる様な気がする。
女性であれば花心くらい持ち合わせなければとは思うのだが、花屋に行っても心ときめく事はない。食べれる花と聞けば、「何?!」と思うが、それ以外は花の名前を聞いてもすぐ忘れる。じゃが芋の種類なら言えるのだが。
そこへくると、社長とイチコさんはすごい。
毎年春になると店の庭にたくさんの花を植えてくれる。さくらんぼの木やキウイなども植える。そして毎日手入れをするのだ。
そして冬は氷でキャンドルを作り、お客様をお迎えする。ただただ感心するばかりである。

私も今年は店に植えてある花の名前くらいは覚えようと思う。

2005年2月12日土曜日

麻婆豆腐

土曜日の賄いは麻婆豆腐と決まっている。店に入って以来、土曜日にそれ以外の物を食べた記憶はない。
好きとか嫌いとか飽きたとか、そんな次元の問題ではない。ただ食べる。それだけである。
みんなもうっすらそう思ってるらしく、「日曜のカレーはいいが、土曜の麻婆なんとかなんないか」といった声も聞いた事がある。
しかしもう麻婆でいいではないか。平日にはやれザンギだ、ハンバーグだと、好きなものばかり食べているのだから。土曜にまでトンカツになどしたら全員成人病にかかるというのだ。

文句を言いながらも今日も腹一杯食べてしまった。自分で自分が嫌になる。

2005年2月10日木曜日

バナナの思い出


小学生の頃、男子生徒にゴリラと言われていた。給食でバナナが出る度に、「ノムラの好物だ」と、騒がれた。バナナが好物なのはサルではないのかと思いつつ、ゴリラと言われてもたいして気にもしていなかった。
そんなある日給食にまたバナナが出た。私が手を洗って帰ってくると、周りのみんなの様子がおかしい。何かと思えば私の机の中に周りのみんなのバナナが所狭しと入っていたのだ。
さすがの私も大笑いした。そして、こんなに食べれないからと、みんなにお返しした。
そんな話を年をとってから友達にした所、「あんたイジメられてたのおおー?」と言われた。本人まったく気にしてなかったが、もしかしてそうだったのか。普通に聞いたらそうかもしれない。

バナナのタルトを作ったら、そんな事を思い出した。

2005年2月9日水曜日

お土産


イタリア旅行から無事帰って来たナカイとシラキがみんなにお土産を持って来てくれた。
中でもすごいのは姉妹店キリビーリからのお土産である。今回も彼等が訪れた際に、ダンボール1つ帰り際に頂いたそうだ。シラキが道中担いでいたらしい。まあ無理矢理ナカイに付いて行ったのだから、そのくらいせねばならぬだろう。
もらったお土産はたくさんのお菓子とヴィンサントであった。こんなにもらっても多分あっという間になくなるであろう。食べ物に対する私達の執着心は異常であるから。

大吉がナカイからソムリエナイフをお土産に貰ったそうだ。2,3回しか使わないうちに、まっつんが使って壊していた。悪いが私は大笑いさせていただいたが、本人達は呆然としていた。

2005年2月8日火曜日

記憶喪失

昨日の定休日に、コマツ、大吉、あと店の近所に住むドイツ人マーカスとボードに行ってきた。
晴れてこそはいなかったが、雪がふっかふかで何回転んでも良さそうであった。
4人ともたいした上手でない為、初心者コースばかり滑っていたが、3本くらい滑った所で調子に乗り、中~上級者コースに行ってみる事にした。
案の定全員至る所で転んでいた。あの雪でなかったら病院行きである。すると大転倒した大吉が、首からぶら下げていたリフト券の入ったホルダーを失くしたと騒ぎだした。しかも何故かそれに免許証、銀行のカード、お金も全部入れていたという。
なんでそこに大事な物を入れるのか。貯金通帳とハンコを一緒に置いて、泥棒に盗んで下さいと言っているようなものである。
しかしそんな小言を言ってる場合ではないので、大吉は転倒地点まで探しに行き、私達はもう一回上から滑ってきて探すという事になった。
山頂から滑りながら探したが、見つかる事はなく、見つけたのは肩を落としてホルダーを探す大吉の姿であった。
「ホルダーあったかい?」と聞くと、すっとんきょうな顔で「あれ?なんでノムラさん失くしたの知ってんすか?」と、訳の分からない事を言い出した。なんと軽く記憶が飛んでるのだ。おそろしい。早口で色々説明してやったが、どうも納得いかない様子であった。

今日は元気に出勤し、「冷静になったら思いだしました」と言っているが、やはりどうも話が噛み合わない。
早く病院に行ってほしい。

2005年2月7日月曜日

大雪像


雪祭りである。ピアッツァのお客様が市民雪像を作ったというので早速見に行った。
あいにくの天気で雪像は雪を被っていたが、躍動感溢れる鮭である事は充分に伝わってきた。
アホな私達は、雪像はどうやって作るのか?という疑問が湧き、「まずは雪を四角くしてから削る」とか、「そのままの形に雪を盛る」等と言い合っていたが、結局分からず仕舞いであった。

今度いらっしゃった時に聞いてみる事にしよう。

2005年2月6日日曜日

二度目


雪掻きをしないで駐車場に無理矢理入れようとして埋まった。今期二度目である。
前回は、近隣の友人に電話しまくり助けを求めたが、皆「今は無理」という返答で、しまいには「どうせ雪掻きもしないで無理矢理入れようとしたんでしょ。車も男も一緒だよ、学習しなさい」と、関係ない事まで言われる始末であった。

今回はあっさり諦めた。今日の帰りヤスとコマツに助けてもらう事にしよう。

2005年2月4日金曜日

本日のドルチェ


かなり以前少しだけケーキ屋で働いた事がある。
その時よくチーフに「これの味どう思う?」とか、「このムース、器が付いて400円てどう思う?」だのと聞かれる事が多かった。何故私なんかに聞くのか多少疑問に思ったが、もしや期待の大型新人か?と勝手に解釈していた。
後で聞いた所によると、「素人の意見が聞きたかった」という事であった。なるほど納得。

今でもデザートを作るのは好きである。
写真は、「ホワイトチョコレートのムースとクレープのミルフィーユ仕立て」
本日限定で提供してます。

2005年2月3日木曜日

西南西


節分ということで、社長が恵方巻を買って来てくれたのでみんなで賄いの時食べた。
今年の恵方は西南西だとういうので、慌ててトイレに貼ってある地図で調べてみると、うちの店からであれば、藻岩山辺りを眺めながら食べればいいかと思われた。
かなり大きい太巻きであったから、さすがの私も黙って1本食べるのはキツイかと思っていたが、何のことはない2,3分で食べ終え、その後普通にそばも食べた。絶対食べ過ぎである。

暦の上ではもう春なのか。こんなに寒いというのに。

2005年2月2日水曜日

晴天

今日は良い天気である。ボードに行くには持って来いの日だと思っていると、友人から「国際サイコー!」というメールが来てた。どうやら国際も天気が良いらしい。羨ましい限りである。
私が先週行った時は、道中は良い天気で前日に大雪が降ったという事もあり、「パウダー!」と叫びながら車を運転していたが、いざゴンドラに乗り山頂に着くと猛吹雪であり、それから天候が回復する事もなかった。
今週の月曜も行く気満々であったが、コンタクトを忘れるといううっかりミスをし断念。家でゴロンゴロンする羽目になった。

来週は準備万端で挑みたい。日頃の行いが悪いので天気は悪そうであるが。

2005年2月1日火曜日




一人で酒を飲む事は滅多にないが、気の合う仲間と飲む事は多々ある。
そんな時はついつい羽目をはずしてしまう。帰りのタクシーに乗り、着いた~と思い降り立つと、まったく知らない場所であったとか、朝起きると部屋の中に靴があったとか、飲んだ時の武勇伝には事欠かない私である。ババアの酔っ払いはタチが悪い。気をつけねば。

そして性懲りもなくまた飲む為にワインを買った。さすがに一人で5本は飲めないので、ナカイとシラキが帰って来たらみんなで飲もうと思う。