2006年12月31日日曜日

2006 打ち上げ


仕事納めの日はファイに行っている。
すると飲食関係者が次々に駆けつけ、いつの間にか大所帯の打ち上げになる。色々な人が来る度に、ウチノさんが乾杯の音頭を取り何度も乾杯をする。
今年はクミさんに在らぬ噂を流されて困った。私はただ太っているだけなのに、「ノムリンの胃が腫れて大変なの」と、腹が出ているのを病気だと言いふらされ、色んな人から「病院へ行け」とメールを貰った。心配してもらった皆には、「ただ太ってるだけだって」と、腹を見せて安心させてあげたが。
「変な噂流さないでよ」とクミさんに言うと、「だあ~って~」と笑って私の腹を触っていた。
来年の抱負は「痩せる」。これのみである。

2006年12月30日土曜日

締め

本日でピアッツァは、年内最後の営業となる。
明日から3連休である。テレビを見て、食って寝て、あっという間に終わるであろうが。

今年も、御来店頂いたお客様、お世話になった方々に感謝。

新年は3日より営業致しております。
来年も変わらぬご愛顧を。

2006年12月27日水曜日

カズくん

社長の御子息であるカズくん。
溺愛されているだけあり、私などが「おばさん所おいで」と、抱っこをしようとすると、「ウギャーー!」と叫び、目に涙を溜めて嫌がりながら、「父ちゃん、父ちゃん」と、助けを求める。
面白いので、会う度に抱っこしようとするのだが、毎回嫌がる。しかし、嫌がられるのは私に限った事ではなく、誰が抱っこしても「ウギャー」であるので、「私だけは笑顔で抱いてみせる」と、密かに闘志を燃やしていた。
ところが先日、ナカイの嫁がカズくんを抱っこしようとした所、一応「ウギャー」と言うものの、たいして嫌がっている様子ではない。むしろ、「とりあえず言っとくか」位の感じである。私がやると10ウギャーの所、ナカイの嫁は3ウギャーで済んでいるのだ。私の方が会っている回数は格段に多いはずである。まだ2歳に満たないというのに、美人を選ぶ目は育っているという事か。
子供にも嫌がられるので、成人男子に好かれるはずがない。私のゴールインは遠い。

2006年12月26日火曜日

中目卓球ラウンジ 札幌分室


スープカレー「ouchi」のオーナーである友人が、「2店目を出す」と言うので、当然の如くスープカレーの店だと思っていると、卓球ラウンジであった。
私は「何で卓球なのだ」と思っており、「それならプールバーのがお洒落じゃん」と考えていた。
しかしいざ「卓球ラウンジ」に行ってみると、私の考える「プールバー」より最高にお洒落であり、自分が極度の凡人である事が判明した。しかも私は、「注目卓球ラウンジ」だと思っており、「注目の後にビックリマークを付ければ尚良いのに」とも思っていた。恥ずかしながら、センスの無さにつけては天下一品である。
初めて会う可愛い女の子と卓球をして楽しんだ。彼女が談笑している間にサーブを打つなど、姑息な手段を使ったが結果に差は無かった。

中目卓球ラウンジ 札幌分室
札幌市中央区南5条西9丁目 1019 2F
tel  011-552-3320

2006年12月23日土曜日

苦悩の年末

私は、一年の中で一番神経を使うのが今時期である。クリスマスの食材の発注、仕込み、段取りを考えて頭の中が一杯になる。
若い時は、「絶対へまはするまい」と神経を張り詰め、胃が痛くなったものであるが、今は若いぼんくら共がのほほんとしているのを見て、頭が痛い毎日である。
東京に居るコマツから「明日からのクリスマスディナーで胃が痛いです」と、メールが来ていた。「う~ん、わかるわかる」と思い、うちのヤマにも「クリスマスディナーの事考えたら胃が痛くなる?」と聞くと、「は?」みたいな顔をされた。能天気で羨ましい。
これを乗り越えれば正月である。何事もなく無事に正月を迎えれる事を祈る。

2006年12月20日水曜日

ケア


今更ナカイがハゲてる事は話題にもならない。
「ハゲ」と呼んでも普通に返事をするし、私が思うにハゲている事よりも、内臓脂肪で死にそうな事の方を気にしているはずである。嫁が入れてくれている「痩せるお茶」なる物を、毎日ペットボトル2本飲んでいるのが、動かぬ証拠である。
そんなハゲを物ともしないナカイが、先日たいそう御立腹であった。どうしたのかと尋ねると、開店当初から当店に毎日ビールを飲みに来る、常連以上の常連である72歳のじいさんに、頭を見ながら「もうちょっとケアしろよ」と言われたらしい。そのじいさんに髪の毛は殆ど無い。
私は大笑いし、「確かにじいさんに言われたくないね」と同情した。じいさんに「何故そんな事を言ったのか」と聞いた所、じいさんがナカイの年齢の頃はぼうぼうであったらしく、今から壊滅状態であるナカイを気遣い、「ケアすれば少しは良くなる」という、親心であったらしい。
しかもじいさんはそんな失礼な事を言ったにもかかわらず、言った事を忘れてまた後日にも同じ事をナカイに言ったらしい。「また言われた」と、ナカイもまた怒っていた。

2006年12月19日火曜日

金箔入りワイン


クリスマスマーケットが終わった。
最後の手伝いの日には、ジェントルマン・ワダさんが来るというので、私達も全員で赴いた。
するとワダさんは、「最後だから皆で飲もう」」と、金箔入りのスパークリングワインを用意していてくれた。しかもドイツ産のワインである。ワダさんは絶対、マーカスの為にドイツ産の金箔入りスパークリングワインを探したはずである。無償で手伝いを買って出、皆に飲み物をくれ、最後には金箔のワインである。どこまでジェントルマンなのか。
今度の週末には、マーカスのクリスマスマーケット打ち上げパーティーが当店で行われるのだが、50人近い人が来る中、男性はマーカスとワダさんだけだという事を知ったワダさんは満面の笑みであった。
その日は、ジェントルマンじゃないワダさんが見れるかもしれぬ。

2006年12月17日日曜日

不審車

最近店の前にずっと不審な車が停まっていた。3日程続けて路駐してるのを目撃した。しかも時間も昼から夕方頃までと長いのだ。普通であればレッカーされて当然であるのに、その車だけはされない。
不思議に思い、「あの車ずっと停まってんだけど」とナカイに言うと、夏くらいからこの界隈でよく見ていると言うではないか。ナカイが言うには、「荷降ろしをしているのを見た事があるので宅配だろう」というのだが、そんなに昼から夕方まで同じマンションに配る物があるだろうか。せいぜい1時間で終わるであろう。
私がそう言うとナカイは「1軒行く度にそこで不倫してんだ」と、バカな事を言い出したのでそれ以上聞くのはやめた。
そして後日、店に心当たりの無い宅配物が来た。頼んだ覚えがないので返品したその直後に、やはりうちの店である事に気付き、ナカイが慌てて追いかけると、例の不審車であったらしい。「あの車だった!あの車!」と、ナカイは息を切らせながらも、不審車の正体を掴んだ事で目をキラキラさせていた。

何故、同じマンションに有り得ない程時間がかかるのか謎が解けた。うちの様にトンチンカンな客がたくさん居るのだろう。

2006年12月15日金曜日

パーティー


今年も、マリさんとスープカレー「S」のリエちゃんと、一足早いクリスマスパーティーをしてきた。
「今年は何処に行こうかね」と話し合い、色々候補はあったのだが、マリさんの意見に従い「ミュゼ」に行く事にした。年上の者は敬わなければならぬ。
暖炉のある素敵な部屋で、どうでもいい話しをしながら、石井シェフの最高に美味しい料理を頂いた。本当に最初から最後まで全部美味しく、そして印象深く、また明日にでも食べに行きたいくらいである。
2次会は円山に移動し、そこでも私は普通に食事をオーダーすると、隣に座っているリエちゃんは今にも吐きそうな顔をしていた。普通の人は腹が一杯で入らないらしい。マリさんは何食わぬ顔で食べていたので、改めて尊敬した。
後日、リエちゃんからのメールには「もっと一杯食べれる様に鍛えておきます・・」と書いてあった。バレエをやっていたリエちゃんの、素敵な体が私の様になっては困るので、そんな訓練は間違ってもして欲しくない。

2006年12月12日火曜日

マーカスシェフのおもてなしレシピ


「マーカスシェフのおもてなしレシピ」というコーナーがポロコにある。
そのコーナーは最近「マーカスシェフがあなたのお宅へ!」的な主旨に変更されており、「我が家にも来てくれよ」と冗談で言っていると実現した。
しかし、いざ家に来るとなると、我が家が築20年のボロ家である事を思い出し、新築の友人宅で撮影をお願いした。
一緒に出る事になった友人と、「何を着て出るか」という事を何度も話し合った結果、ワールドカップの時に買った、お揃いのサムライブルーTシャツにしようという事になり、マーカスに言うとあっさり却下になった。もう一つ、ダブルメガネで「おぎやはぎ」という案を友人が考えていたのだが、マーカスに言うまでもないと思い、報告はしなかった。
そして私は当日、髪を切ってから撮影に挑もうと、美容室に行くと案の定失敗した。自分が思い描いた髪とは全く逆の、考えもしてなかった「NANA」の様な髪方になってしまった。要は髪に張りがないので、太った顔にべっとり張り付くのだ。
とんでもない事になってしまったので、友人宅で直そうと早目に向かうと、友人は頭に全部カーラーを巻いて出てきた。お互い張り切り過ぎである。
何をやっても髪はどうもならなかったので諦め、友人宅にある「ニンテンドウWii」で遊んでマーカスを待った。あれはなかなかの優れものである。
撮影は滞りなく行われ、最後に私達とマーカスの写った写真を貰った。友人はそれを見て、「あたしもナナだ!」と、自分は市川由衣の方だと言い出し、一人御満悦の様子であった。

2006年12月9日土曜日

ジェントルマンなワダさん

マーカスのクリスマスマーケットの手伝いに、私達は2組に分かれ交代制にし、夜な夜な赴いている。
すると、マーカスが「明日はワダさんが手伝いに来てくれます」と言うので、「ワダさんとは誰ぞや」と聞くと、マーカスの料理教室に通う男性であるという。「すっごいジェントルマンです」と、マーカスがしきりに言っていたのだが、未だかつてジェントルマンに会った事がないので、全く想像出来ずにいた。
次の日のお手伝いは私は休みであった為、ワダさんには会えず、代わりに手伝いに行っていたヤマに「そういやワダさん来てた?」と聞くと、「あ、はい!すっごいジェントルマンでした」と、ヤマまで言うではないか。「ちゃんと御挨拶したのかい?」と尋ねると、ヤマが名乗る前に「どうもワダです」と言われてしまったと悔んでいたので、「お前の言うタイミングが遅いんだよ」と、罵っておいた。
次の日、私の当番なのでマーカス宅に行くと、ワダさんがいらっしゃった。ついにご対面である。ヤマの二の舞にはなるまいと早速、「どうも初めまして」と、私が言うや否や「ワダです」と言われてしまった。ノムラですと言う前に、間髪入れずにである。ヤマを罵っている場合ではなかった。
ワダさんは本当に「ジェントルマン」という言葉がぴったり似合う男性である。話し方も身なりも、本当にきちんとしている。手伝いの最中、マーカスはいつも「何か飲む?」と、飲み物を買って来てくれるのだが、私は毎回遠慮せずぬけぬけと「あったかいお茶」と言い、若い衆などは「ビール」と言っている始末である。そこをワダさんは、皆の分の飲み物を自ら持参してくれたのである。頭が下がる思いである。

そんなワダさんの好意を受けているマーカス、何故か今度、韓流ドラマに出るらしい。しかもスウェーデン人の役であると言っていた。
ドイツ人が札幌でスウェーデン人役で出る韓流ドラマってどんなんだろうと、今から楽しみである。

2006年12月6日水曜日

エース!


いつもの様に裏の部屋で新聞チラシのチェックをしていると、ヤスが物凄い勢いで飛んできて「ノムラさん!斉藤さんです!巨人の!」と言うではないか。「なに?!」と私も飛び出た。
すると、本当に元巨人軍の斉藤雅樹さんがいらっしゃるではないか。今でこそ日ハムに現をぬかしている私であるが、「斉藤、槙原、桑田」の三本柱の時代は巨人の大ファンであった。斉藤さんは2年連続20勝という、大記録も持っているはずである。20勝など、そう出来るものではない。真のエースであった。
私は興奮してしまい、いつもは有名人が来ても話し掛けたりする事はないが、この時ばかりは「斉藤さんですよね?!」と言ってしまった。
しかも斉藤さんは、非常に気さくな良い方であり、「そうですよー」と、笑顔で答えて下さった。その笑顔を見て私は調子に乗り、「すいません!サイン貰っていいですか!」と、サインをねだり、ナカイがサインペンを探している間に、「大ファンでよく物真似してました!」と、口を滑らせてしまった。
「しまった」と思ったが、それでも斉藤さんは笑って下さったので、危なく物真似を披露する所であったがそれは理性が働いた。
後にヤスに、「何で気づいたの」と尋ねると、「ごちそうさまって言った声で分かりました」と言っていた。
やはり斉藤さんの声は物真似したくなる声である。

2006年12月3日日曜日

マン喫

マンガ喫茶をよく利用する。
読みたい雑誌を何冊も買うより、マンガ喫茶で見た方が断然お得であるからだ。
ついでにマッサージチェアはあるし、ドリンクは飲み放題だし、誰にも邪魔され
る事なく過ごせるのも良い。一昔前であれば、「マンガ喫茶に行っている」等と
言えば、宅八郎呼ばわりであり、人前で言える様なものでは無かった。しばしば
友人に「マンガ喫茶に行っている事はあまり言わない方がいい」と、忠告を受け
ていたものである。
今はもうその様なイメージは払拭され、カップルのデート等にも利用されている
だろう。やっと公言しても良い時代が来たのだ。
先日はマッサージチェアに座りながら「ホワイトハウス」という海外ドラマのD
VDを見ようとした。すると、役者の声が小さくて聞こえなかったので、ヘッド
フォンの音量をかなり上げて見ていると、急に音が正常に戻ったらしく鼓膜が破
れる所であった。あれ以来マンガ喫茶でDVDを見るのはやめたが。
マンガ喫茶は第二の家と言っても過言ではない。