冬に向けて、暖かい上着が一枚欲しいと思い、ダウンを買いに行った。 前から欲しいと思っていたのがあったのだが、桁が一つ違うほど高いので、似た様な物を探してそれを購入する事にした。 一応試着してみた。似合わなかったら嫌だし、それより何より着れなかったら困るからである。 意外にも人並み程度に似合っていたので、購入しようと思ったのだが、一つ気になる事があった。それは、物凄く臭いのだ。 しかし、「日が経てば臭いも収まるだろう」との楽観的予測で購入してきた。 買い物の後、マリさんと食事をする約束をしていたので、待ち合わせ場所にでかい紙袋と共に現れてやると、「また何買ったのさ」と言われ、一部始終を話し「鼻が曲がるほど臭い」と言うと「ああ、その臭いね、あれ収まんないよ」と、あっさり言われた。 私は安物のビニールが臭いのかと思っていたら、それは羽毛の臭いであるらしかった。彼女の家の布団が、まったく同じ臭いがするらしく、「クリーニングに出しても、何をしてもダメだ」と念を押してくれた。 ついでに、「あの店で買うからさ」と、若者御用達の店で買った事までも指摘された。 |
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