2007年2月27日火曜日

社長のカレー

1ヶ月程前に、賄いでスープカレーを作ったのだが、それについて社長に「あれって何のスパイスが入ってるの?」と、今になって突然聞かれた。
「何故今になって・・」と思いながら、店にあるスパイスを見せ、「どうしたんですか」と尋ねると、どうやらイチコさんに言われたらしい。
「子供が生まれた時に一回だけカレー作ったんだけど、『あれ以来作ってくんないよね』って言われてさー」という事であった。なるほど納得である。
私も自分で作るより、味はさておき若い衆の作った賄いの方が好きである。自分で作った物は、味が分かっている為、「イエーイ!いっただっきま~す」という気分にはなれない。
社長はカレー好きなので、きっと美味しいカレーを作ったであろう。イチコさん、どうでしたか。

2007年2月24日土曜日

還暦パーティー


先日、ファイの内野さんの還暦パーティーが盛大に行われた。
私達は後片付け要員なので、ピアッツァ営業後に、カズヤにコック帽とコックコートを持参させ、準備万端で向かった。
各界著名人からの物凄い花束とプレゼントの量に驚き、改めて内野さんの人望の厚さに脱帽であった。サプライズパーティーであったらしく、内野さんを騙すのに一苦労であったという。私もクミさんに「ドレスコードは赤で」と言われたので、仕方なしに家にある変な赤い服を着て行くと、誰も赤い服など着ておらず、私もまんまと騙された。
ろくに後片付けもせずに、打ち上げの「焼肉」はしっかり参加してきた。カズヤが、持参したコック帽を何故かクロークに預けており、帰り際、ご丁寧に両手を添えて店員さんに返して貰っている所を目撃し、どうでもいい所で腹を抱えて笑ってしまった。
内野さん、これからも益々元気で居て下さい。

2007年2月21日水曜日

細胞


若い衆達は、一度注意しても、二度、三度と同じ過ちを繰り返す事が多い。
その度に、「こないだ言ったばっかりだろー!」とか、「忘れたのかこのやろう!」と怒鳴り散らし、血管が切れそうになる事もしばしばである。
友人に相談してみた所、「わかるわかる」と言うので、「私のこの、やり切れない気持ちを理解してくれたか」と思っていると、「忘れるとか、そんなんでないんだって」と、なんと若い衆の気持ちの方が分かると言い出した。
「ええ?!」と私は驚き、友人の話を聞いてみると、友人もよく母親にその様に怒られたという。「何で同じ事何回も言わせるの!」と言われても、「覚えてるとか、忘れたとか、そういう次元でなくて、細胞が死んでんだわ」と言いきった。そして、「だから、あまりヤマちゃんを怒らないで」と、ヤマびいきの友人は言うのだ。
「細胞が死んでるって・・駄目じゃんそれ・・」と言うと、「じいさんとかと話す時には凄い良い。何故なら、同じ話を何度聞いても、初めて聞いたみたいに聞けるから」と、細胞が死んでいる事による利点を教えてくれた。
それを聞き、そんな人達に怒っている自分が何だか馬鹿馬鹿しくなった。

2007年2月20日火曜日

誤った憶測

先日、通勤中に大渋滞に合った。
しかもそこは絶対に渋滞になる様な場所ではない為、「事故だな、絶対そうだ」と、私は確信していた。
現場近くに渋滞の列が到着すると、警察車両はたくさん停まっているが、どうやら事故ではないのだ。とある飲食店に、警察官や、刑事らしき人が出入りしている。
「事件だ・・」私は即座に1月にあった、焼肉店の殺人事件を思い出し、「まさかまたあんな事が・・」と、平和な南区に不穏な空気が流れるのを感じた。
店に着き、「大変だ、事件だ」と皆にも即刻伝えた。「そんなに大事だったんなら、ニュースになるかもね」等と言われたので、自慢のワンセグでニュースをチェックしたり、ヤフートピックスを見たりしたが、それらしき事件は見つからなかった。
気になったので、帰りに注意深くその店を見てみると、何やら張り紙がしてあった。「あ!あそこに多分、今日の事件について何か書かれている」と分かったが、車を止めて見るのも何かと思い、翌朝また見れば良いと考えてその場をやり過ごした。
しかし年のせいか、翌朝になると、昨日の出来事はすっかり頭から消え、何事も無かったかの様にその店の前を何日も行ったり来たりしていた。
そして今日、ふと思い出しついにその店の張り紙を見ると、「レバ刺し」と書いてあった。
私の感じた不穏の空気を一片も感じさせないその文字に、しばし呆然とするしかなかった。

2007年2月17日土曜日

行ってらっしゃいヤス


なんと、ヤスが明日から3ヶ月間、イタリアへ行く。試練の一人旅である。
姉妹店に行くので、さほど心配はしていない。言葉だけは苦労すると思うが。
毎日一緒に仕事をしていても、話し掛けてくる事など皆無に等しいので、「ヤスが居なくなって寂しい」という気持ちは、正直丸っきり無い。おそらく、最近めっきり宮崎県知事に似てきたナカイあたりが居なくなるのであれば、毎日ギャーギャーとうるさいので寂しいくらい思うかもしれぬが。皆は一応「寂しい」と言っていた。確かに、ヤマとカズヤはヤスが居ないと寂しくて不安であろう。これから3ヶ月、私の怒りの矛先は彼等に向かうのであるから。
とりあえず、元気で帰って来てくれればそれで良い。頑張れなどと言わなくても、十分過ぎるほど頑張る男なので

2007年2月15日木曜日

瀕死のヨガ

「温度40度、湿度55パーセント」でやるヨガがある。無料体験があるというので、遊び半分で友人と行くと死ぬ目に合った。
スタジオに入り、「温度40度、湿度55パーセント」を体感し驚いた。有り得ない程暑いのだ。黙っているだけでも暑いのに、90分間動くなど、到底無理である。考えただけで気が遠くなった。
インストラクターが説明を始めたのだが、なんと自分は、口頭説明だけで実際に見本を見せないと言うのだ。インストラクターのくせに見本を見せないなんて、無料だから怒らなかったが、金を出していたら一言物申していたかもしれぬ。おそらく、言葉をしっかり理解して、頭で考えて動く事が大事だと言いたいのだろうが、こっちは暑さでイラついているのだ。思いっきり小さい人間になってしまい、「お前もやれ」と言いたい気持ちで一杯になった。
始まって10分で限界を感じた。あと80分もあるという現実を受け入れられず、水をがぶ飲みしていると、あっという間に底を尽きそうになっていた。もうここは砂漠である。
途中から、インストラクターの言う事は理解出来なくなった。それでなくても「あいつは自分でやらないでずるい」という気持ちがあるので、全く耳に入ってこなくなってしまった。
何とか90分を乗り切り、死なずに終わってほっとした。直後に、無料体験だったので、アンケートが配られた。
「きつすぎる」と、ミミズの張った様な字で書き、筆圧高めで「入会しない」にチェックを入れた。

2007年2月12日月曜日

ヤスの楽しみ


ヤスは大体いつもむったりした顔をしているので、「一体何を楽しみに生きているんだろう」と、ふと気になった。
ナカイにそう言ってみると、「ひどい事言うねえ」と言うので、「じゃあ、ヤスの楽しみって何だと思う?」と聞くと、「う~ん、なんだろう・・」となった。
ナカイの楽しみは言うまでもなく、「飲んで食べる事」である。傍から見ても一目瞭然だ。太っている奴はそれ以外の楽しみはないし、だから太っているのだ。勿論私もその一味である。
「ノンちゃんは何?」と聞かれたので、「カッコいい人と一緒に、飲んで食べる事」と言うと、爆笑していた。ついでに昔、私がカッコいい人との食事にこぎ付けた時、「何食べたい?」と聞かれ、「肉」と言ってしまい、大失敗した武勇伝をしてやると喜んでいた。
さてヤスは一体何なんだろう。とりあえず今は、3日前に新調した携帯を触る事だろうか。休憩中、ひたすら触っているので。

2007年2月9日金曜日

愛車

車は無くては困るのに、全く大切にしていない。
自分で洗車をした事はないし、傷が付いても気にならない。ヤスがまだ当時新しかった私の車に、自転車をぶつけてへこました事もあったが、殴るだけで許してやった。
先日、大雪が降った際に、車の屋根の雪を落とさないで出発した所、車が温まった頃にブレーキをかけると、屋根の雪が全部フロントガラスに落ちてきてしまい、大量の雪にワイパーも全く効かず、前が見えなくなり死ぬ目に合った。
その教訓を生かせず、性懲りも無くまた雪を落とさずにワイパーをかけると、ついにワイパーが壊れた。
原因は完全に自分の責任であるのに、トヨタへ行った私は「何か分からないが壊れた」みたいに言うと、「雪か氷を落とさないで動かしませんでしたか」と、トヨタの人はあっさりお見通しであったので、「はい、そうです・・」と、こちらも認めざるを得なかった。
ワイパー一つでも動かなければ不便極まりない。無精がらずに雪はきちんと落とそう。

2007年2月6日火曜日

マリさんの誕生会


今年もマリさんの誕生日がやってきた。
今回は私が企画、運営しようと先頭に立った。そうでなければ彼女は自分でやってしまうからである。
食事は「ミクニ」、二次会は「中目卓球ラウンジ」、三次会は「ジムクロウ」と、予定を立て、それぞれにサプライズゲストを企画した。
「我ながら良い企画だ」と思いつつ、腹一杯でミクニを後にし、ピンポンクラブへ向かおうと、オーナーである友人に連絡すると「今日は休み」と、あっさり言われてしまい、早くも予定が狂ってしまった。
しかし急遽、ピンポンクラブのオーナーが参加してくれたので、二次会は何とかごまかせた。「三次会こそは期待してくれ」と言っていると、三次会のサプライズゲストから、マリさんに連絡が入り、これまた思いっきりバレてしまった。もう完全に企画倒れである。
しかし、三次会でノーナリーブスに会い、色めきたった。写真を撮らせてもらい、サインまで貰ってしまった。後に写真を見ると、暗くて誰が誰だか分からない状態であったが。
どうやら私プレゼンツの企画は、詰めが甘い事が判明した。来年はしっかり企画を練り、マリさんをもっと喜ばせてあげたい。

2007年2月4日日曜日

幸せになるソース


アルバイトの女の子であるモタイが、オーダーをとってきて、お客様が肉を辛いソースで食べたいという事であった。
「あい、了解」と、その伝表を見ると、「辛めで」と書こうとしたと思われるのだがなんと「幸めで」で書いてあり、ナカイと引っくり返って笑った。
「ねえねえ、幸せソースの作り方教えてよ」と、からかうと「言わないで下さい!」とモタイが怒るので、「ハッピ~」とずっと言ってやった。
皆で爆笑したが、カズヤは笑ってる場合ではない。「ジャパネットタカダ」の事を「タカネットジャバダ」と言っていたのだから。

2007年2月2日金曜日

ヤマのジュース


ヤマは冬の長期休暇を終え、先日から出勤してきているが、旅行に行ったのに何もお土産を買ってこなかった。
「旭川だから買わなくていいと思った・・」と、本人は言っていたが「そういう問題じゃねえ!」と私は激怒した。旭川と言えば「き花」だろう。甘い物はそれほど好きではないが、あればあったで人一倍食べるのだ。
私の逆鱗に触れたヤマは、慌てて東急ストアへ買い物へ出かけて行き、リンゴジュースと源氏パイを買ってきた。
意地悪な私は、「ヤマが旭川行ったのにお土産買ってこなかったから東急で買って来たリンゴジュース飲む?」と、ヤスに聞くと、ヤスも「ヤマが旭川行ったのにお土産買ってこなくて東急で買って来たリンゴジュース飲みます」と返して来たので嬉しくなり、全員にその様に聞いて回り、全員から同じ回答を頂いた。
「ヤマが旭川行ったのにお土産買ってこなかったから東急で買ってきたリンゴジュース皆に注いで」と、ヤマに言うと、ヤマは皆の分をグラスを出してジュースを注いだのは良いのだが、全く均等に注げず、「ドレミファソラシド」になっていたので叩いてやった。