2005年11月29日火曜日

ウインドウショッピング

コマツとビームスに行ってきた。
素敵な中島店長が目当てで、私は休みの月曜日にはかなりの頻度で行っているのだが、ことごとく振られている。1ヶ月程前も、「カレーパンを差し入れに」と、足取り軽く行った所、またしてもお休みであった。どうやら月曜日がお休みであるらしい。
「居ないかもしんないけど、行ってみよう」と、ランチを共にしたコマツと行ってみると、なんといらっしゃった。
「居た!居た!」と、2人で喜び、買いもしないのに店内をぶらぶらしまくった。コマツが性懲りもなく、「上着が欲しい」だの、「白いブーツが欲しい」だのと言うので、私があれやこれやと勧めてみたが、中島店長はコマツに一つも勧めなかった。コマツに似合う物がないという事であろう。
散々ひやかして何も買わず、しまいに私は「来年のセールはいつからですか」と、とんでもなく図々しい事を聞いて帰ってきた。
今度、中島店長を尋ねて行ったら、居留守を使われるのではないかと不安である。

2005年11月26日土曜日

天海裕希

最近、天海裕希が好きである。夕方からのドラマの再放送を見て素敵だと思った。
「天海裕希いいよね」と、ヤスに言うと、「自分は、真矢みきも好きです」と、実は宝ジェンヌフリークである事が発覚した。ヤスはMなので、綺麗な女の人に怒られたい願望があるのではないかと思う。
そういえば、天海裕希の浮いた話しは聞いた事がないと思い、前忠コマツに聞いてみた所、「え、吉川晃司と付き合ってますよね」と即答された。
天海裕希にお相手が居て、それが吉川晃司である事と、コマツの即答ぶりにびっくりした。
「おまえすげえなあ」と褒めてやると、「こんな事知ってても、何にもなんないですよ・・」と恐縮していた。そう言われてみればそうだが。

2005年11月23日水曜日

ブタ


白金豚には、本物の証として「うまみあふれる白金豚」というシールが付いている。
コマツにそのシールをあげると、自分で自分に貼っていたので「やっと豚としての自我が芽生えた」と、褒めてやっていた。
すると、ナカイが喜んでやって来て、コマツを清水アキラばりにシールで豚鼻にしていた。
日記に載せるのに、写真を撮ろうとするとコマツが、「それだけはご勘弁を」と懇願したが、聞く耳を持たず「これも仕事だ」と言いくるめた。
聞く所によると、コマツは彼女と一緒にこの日記を見ているらしいのだが、自分の立場が悪い場合の時は見せないらしい。今更格好つけてどうする気なのか。
コマツの鼻は元々上向きなので、シールを貼ってもあまり変わり映えしなかった。あまりおもしろくないので、これは彼女に見せない方が良いだろう。

2005年11月20日日曜日

お手伝い


ミュンヘンクリスマス市が始まり、私達は仕事後に「りんごパンケーキ」の仕込みを手伝っている。
去年は好天に恵まれ、毎日飛ぶように売れていたらしいが、今年の初日はいまいちだったらしく、マーカスはがっくり肩を落としていた。
「まだ始まったばっかりじゃん」と、慰めておいたが、マーカスは金の勘定をしながら溜息ばかりつき、またしても仕込みを手伝わなかった。どうやらパンケーキの仕込みは、私達の仕事と決まっている様である。
コマツが特大のしゃもじを持って生地を混ぜてる姿が、何ともブタ君らしくて笑った。
帰ろうとすると、「明日は休んでいいですよー」と、お休みを頂いてしまった。今日はお言葉甘えて帰らせて頂く事にしよう。

2005年11月18日金曜日

甘味好き


ヤスは和菓子が大好きである。
団子や大福を与えると、一回で、普通の人の1年間の甘味消費量を超える量を平気で食べる。
母親からは、「おはぎがあるからお出で」と、メールが入ったりするし、ナカイが「親戚から貰った」と、年に2回ほどわかさいもを大量に持ってくる時も、豪腕振りを発揮し一人で全部平らげる。私は甘い物に関しては、それほど執着がない為、ヤスの行為にはただただ驚くだけである。
今日も社長のお友達の方から差し入れを頂いた。旭川にしか売ってないというその「もち入りパイ」は、温かくて大変美味しかった。
私が「あまり美味しくない」と感じる和菓子などでも、ヤスは「うまいうまい」と言って食べているので、今日の様に皆が美味しいと言う物などは、物凄く美味しいと心の底から思っているのではないか。
何故イタリアンのコックなのか。疑問である。

2005年11月17日木曜日

ミュンヘンクリスマス市


店のすぐ近くに住んでいる、ドイツ人シェフのマーカス・ボスは、毎日ピアッツァにやって来る。
普通に食事をしにくる時もあれば、ただお喋りをするだけのの時もあるし、彼が主催する料理教室の仕込みにオーブンを使いに来たりと、多い時には1日5回ほど来る。彼の口癖は「すごい忙しい」と「疲れた」だが、1日5回も店に来て言う事ではないだろう。
その度に私は「また来た」と言い、何か言いた気にしている時には「何さ」と、つっけんどんに聞くと、マーカスは「アキコちゃんこわーい」と言い、「何さと聞くのではなく、何ですか~マーカスさんと言って下さい」と、軽くメロディをつけながら、注意される始末である。
彼は、11月19日から12月11日まで大通りで始まる「ミュンヘンクリスマス市」に、去年も出店したが、今年も出店するらしい。
「りんごパンケーキ」なるものを売っているのだが、その場で焼いて提供する為、大変美味しくて好評である。
1日中働いたマーカスが、帰って来てパンケーキの仕込みをするのは大変だろうと思い、私達は包丁とまな板を持参し、マーカスの家で毎日手伝った。コマツとシラキがりんごを切り、ヤスが生地を仕込み、私がパンを切り、マーカスは金の勘定である。
ついに今年もその時期がやってきた。今年はドイツから父親が手伝いに来ると言っていたので、「仕込みは手伝わなくても良いな」と思っていると、「今年も宜しくお願いしまーす」と言われた。甘かった。
しかし、りんごパンケーキは美味しいので、行った際には是非賞味して頂きたい。シナモン味の方がお勧めである。

2005年11月15日火曜日

果物


イチコさんからリンゴを頂いた。
静岡の御実家から送られてきたそのリンゴは、とても大きかったので、「さすが静岡のリンゴはでかい」と、思っていると、青森のリンゴだという事であった。
店の者は皆肉食である。リンゴを1個買うなら、ハンバーガーを一個買いたいと思う者ばかりなので、果物を買って食べるなどという行為は皆無に等しい。なので、この様に果物を頂くと大変有難い。自分ではなかなか買わないが、食べた方が良いとは常々思っているのだ。
ご馳走様でした。ありがとうございます。

2005年11月12日土曜日

安堵

人の事は言えぬが、大吉はオンとオフの格好があまりにも違い過ぎる。
出かける時は、メガネをコンタクトに変え、洒落た格好をしているが、普段は毎日同じ服を着て、河童の様な頭で出勤してくる。
店に来ている実習の学生が、初出勤の時に「今日からお世話になります」と、大吉に挨拶をしたらしいのだが、次の日もまた「今日からお世話になります」と、またまた挨拶されたらしい。何故なら、初日はオンの格好で、2日目はオフの格好であったのだ。
大吉はいつもそんな様子であり、私は口を開けば彼に小言を言っているが、まったく聞く耳を持たず、屁理屈までこねる始末なので、懐かしの「ああ言えば上祐」と呼んでいる。
そんな大吉であるが、先日私に電話の取り次ぎをし、電話口の相手が開口一番「今の電話を取り次いでくれたのは誰?」と言うので、「何か不手際でもあったか」と尋ねると、「非常に感じの良い対応だった」と、お褒めの言葉を授かってしまった。わざわざ言うくらいであるから、よっぽど良かったのであろう。
見ていない所では、しっかりやっているようであり、とりあえず一安心である。

2005年11月10日木曜日

ヨガ体験

ここ最近、「ヨガをやってみたい」とずっと思っていて、友人とヨガ教室の無料体験に行ってきた。
「体硬いけど大丈夫かね」などと言いながら、友人と教室に入ると、先生らしき男性がすでに一人で座っていた。
まったく出来ないのに、男性の先生というのは嫌だと思っていると、友人が「屁したらどうしよう」と、下品な事を言い出したので、「絶対やめろよ」と釘をさしておいた。それでなくても男性の先生なのに、その上友人に屁までされては居場所がない。
教室には続々と生徒が集まって来て、気付くと一杯であった。「皆さんおはようございます」と、始まってみると、先生は女性であり、一番乗りのあの男性は、ただの生徒であったのだ。余計な心配をして損をした。
ヨガというのは、呼吸が大事らしく「はい吸ってー、はい力緩めながら吐いてー」とかを、何度も言われるのだが、気付けば逆に息をしてばかりであった。一番辛かったのは、隣りのおばさんがどうしても出来ないポーズがあり、先生がそのおばさんを指導している最中、他の者はずっとポーズを作って待っていた時である。あれほど時間を長く感じたのは久しぶりであった。友人も「あれが一番辛かった」と、同じ事を言っていたので、間違いなく満場一致である。
しかし90分終わってみると、清々しい気分であった。やはり体を動かすのは良い事だと思い、動かしついでに友人宅へ行き、エアロビのビデオを見てやってみた所、ヨガより酷い有様であった。

2005年11月8日火曜日

ダウン

冬に向けて、暖かい上着が一枚欲しいと思い、ダウンを買いに行った。
前から欲しいと思っていたのがあったのだが、桁が一つ違うほど高いので、似た様な物を探してそれを購入する事にした。
一応試着してみた。似合わなかったら嫌だし、それより何より着れなかったら困るからである。
意外にも人並み程度に似合っていたので、購入しようと思ったのだが、一つ気になる事があった。それは、物凄く臭いのだ。
しかし、「日が経てば臭いも収まるだろう」との楽観的予測で購入してきた。
買い物の後、マリさんと食事をする約束をしていたので、待ち合わせ場所にでかい紙袋と共に現れてやると、「また何買ったのさ」と言われ、一部始終を話し「鼻が曲がるほど臭い」と言うと「ああ、その臭いね、あれ収まんないよ」と、あっさり言われた。
私は安物のビニールが臭いのかと思っていたら、それは羽毛の臭いであるらしかった。彼女の家の布団が、まったく同じ臭いがするらしく、「クリーニングに出しても、何をしてもダメだ」と念を押してくれた。
ついでに、「あの店で買うからさ」と、若者御用達の店で買った事までも指摘された。

2005年11月5日土曜日

1000円のハンバーガー

先日、大吉とモスバーガーの話しをしていたら、どうしても食べたくなった。夜に食べるのは気が引けるので、朝一番にモスバーガーに駆け込んだ。
「モスは美味しいからちょいちょい食べたいが、待ち時間がうっとおしい」と、思いながら、もう注文して待っているにもかかわらず、またメニューを見ていると、そこに1000円のハンバーガーを発見した。
ハンバーガーにしては高いが、買えない値段ではない。「失敗した、これにすれば良かった」と、悔やんでいると、午後2時からの限定販売であった。限定とは、ますますそそる。
出勤し、「1000円ハンバーガー」の話しをすると、ヤスが「自分、食べた事ありますよ」と、あっさり言ってのけた。
そんな話しは聞いた事がない。ヤスは1000円もするハンバーガーを食べても、誰にも言わずにいるのだ。どこまで無口なつもりなのか。
急に腹が立ち、「何で言わないのか」と、懇々と怒り、ついでに「あのハンバーガーはガブっと一口でいけそうもない程、具だくさんであったが、その辺は大丈夫なのか」と、怒り口調で聞くと、全然大丈夫との事であった。ついでに「そんなにびっくりするほど美味しくもない」とも言われた。
1000円のハンバーガーを食べても教えてもくれず、尚且つたいした事ないとまで言われ、「つまんねえの」と思っていると、他の者は、私が店頭から持ってきたメニューのチラシを見ながら、「こっからここまで全部食べたい」などと、バカ丸出しの話しをしていた。

2005年11月3日木曜日

早起き

私はいつも、だいたい午前3時前後に寝ている。
学生時代からそんな風であり、近所に住んでいた、死んだ婆さんに「勉強もしてないくせに、夜中まで電気をつけ、近所の人に恥ずかしいからやめてくれ」と、言われた事もあった。婆さんは、夜中にたびたび便所に行く際に、私の部屋の電気が点いているのを目撃していたらしい。
しかし最近、異変が起きた。
ある休みの日に、家から一歩も出ず、1日の5分の4を寝て過ごしていた。あとの5分の1は、何かを食べてテレビを見ていた。
「これ以上寝れない」と感じるほど寝て、体のリズムが狂ってしまい、次の日から朝6時に目が覚める様になってしまった。
何度も二度寝しようと頑張ったのだが、何をどうやっても寝れず、渋々起きている。仕方なしに、朝食を作ったり、洗濯をしたりと、本来ならば当たり前なのかもしれぬが、「腑に落ちない」と思いつつやっている。
早く起きてしまう事により、自動的に12時には眠くなる。以前より健康的で良いと思うが、まだこの現実を受け止められない。

2005年11月2日水曜日

餃子

昼の賄いでシラキが餃子を作ったのだが、私は前日に、誰にも言いたくない程食べ過ぎていて、腹があまり減っていなかったという事もあり、昼飯を抜く事にした。
皆が餃子を食べているのを横で見るのも何なので、賄いの時間になると東急ストアにふらっと出掛けた。
戻ってくると、皆食べ終えた様で、シラキだけがまだ食べていた。するとシラキが、「皆、ノムラさんが『みよしの』に行ったって言うんですよ・・」と言うので爆笑した。シラキが寂しそうな顔をするので、「餃子だから、シラキが作ったから、とかで食べなかった訳では無いのだ」とだけ伝えておいた。
昼を抜いたせいで、案の定夜になると腹が減ってきた。しかも最悪な事に無性にラーメンが食べたくなり、「ラーメンが食べたい」と言っていると、ヤスとシラキが即座に食いついてきて、あっという間にラーメンを食べに行く事になった。
「一風堂」に行った事が無かったので、そこに行こうと言っていたら、自称ラーメン博士の大吉が聞きつけて、うんちくを語りだした。結論としては、大吉はあまり好きではないと言っていたが、そんな事はどうでも良く、私はますます行きたくなったぐらいである。
ヤスが「あそこはサイドメニューが充実していて美味しい」と豪語していたので、サイドメニューも頼む事にした。
明太ごはん、チャーハン、もつ煮など、色々頼んで、「あ、あと餃子3人前」と私が言うと、シラキが「ノ、ノムラさん・・」と言うので、「皆居るもん3人前くらい食べれるじゃん」と一喝すると、「今日賄いで作ったのにひどいじゃない」、みたいな事を言っていた。そうであった、すっかり忘れていた。
そしてとどめにヤスが、「今日、餃子だったっけ?」と言って、シラキは撃沈していた。

2005年11月1日火曜日

小説

誕生日に本を貰って以来、自分で買って読む様になった。良い傾向である。
先日は、少し前に流行り、映画化までされた恋愛小説を読んでみた。
「この2人の恋の行方はどうなるのだろう」と、最後どうなるかがどうしても知りたかったので、一気に読む事にした。
読んでいると、突然あとがきのページになった。「あらあら、ページをめくり間違えたよ」と、戻ってみると前と同じである。「んん?」と、また次のページをめくると、またあとがきである。
「落丁か?」と、ページ番号を確認したが間違っていない。それで終了だったのだ。
2人の恋の行方はどうにもならなかった。それは、読む人それぞれが考えて下さいとでもいった所か。なんとも後味が悪かった。
それからは、落合信彦と赤川次郎にした。恋愛小説は私にはまだ早かったようである。