2007年2月21日水曜日

細胞


若い衆達は、一度注意しても、二度、三度と同じ過ちを繰り返す事が多い。
その度に、「こないだ言ったばっかりだろー!」とか、「忘れたのかこのやろう!」と怒鳴り散らし、血管が切れそうになる事もしばしばである。
友人に相談してみた所、「わかるわかる」と言うので、「私のこの、やり切れない気持ちを理解してくれたか」と思っていると、「忘れるとか、そんなんでないんだって」と、なんと若い衆の気持ちの方が分かると言い出した。
「ええ?!」と私は驚き、友人の話を聞いてみると、友人もよく母親にその様に怒られたという。「何で同じ事何回も言わせるの!」と言われても、「覚えてるとか、忘れたとか、そういう次元でなくて、細胞が死んでんだわ」と言いきった。そして、「だから、あまりヤマちゃんを怒らないで」と、ヤマびいきの友人は言うのだ。
「細胞が死んでるって・・駄目じゃんそれ・・」と言うと、「じいさんとかと話す時には凄い良い。何故なら、同じ話を何度聞いても、初めて聞いたみたいに聞けるから」と、細胞が死んでいる事による利点を教えてくれた。
それを聞き、そんな人達に怒っている自分が何だか馬鹿馬鹿しくなった。

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