私はイタリア料理において、東京「カピトリーノ」の吉川さんと、同じく東京「ラ・ベットラ」の落合さんが好きである。 お二人とも、日本のイタリア料理界では重鎮であり、イタリア料理を志す者であれば知らない人は居ないであろう。お二人のオーソドックスな料理には、イタリア料理のパワーを感じられずにいられず、「私も常にこのような料理を作り続けられるようになりたい」と、改めて志しを掲げる。 先日、落合さんの講習会が札幌で行われた。試食も出来るという事だったので、「絶対にあたしが行く」と、若い衆を差し置いて行ってきた。しかし行ってみると、以前ピアッツァに勤めていた子が、何故か助手を勤めており、へまをしないかと冷や冷やしてしまい、講習よりそっちが気になって仕方がなかった。 落合さんは話もおもしろく、さすがの一言であった。サインを貰ったり、一緒に写真を撮ってもらっている人達もたくさん居たが、「私はそういうミーハーな気持ちで好きな訳ではない」と自分に言い聞かせ、かなり後ろ髪を引かれる思いで帰ってきた。一応デジカメは持って行っていたのだが。 |
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