2005年10月4日火曜日

寿司屋

マリナーラのマリさんと寿司を食べに行ってきた。
初めて行った店であったので、かなり不審な動きを二人でしていると、大将が気を使ってくれ、「今日はどんな感じで行く?」と、聞いてくれたので、「刺身と、寿司を食べたいです」と告げると、「任しとけ」みたいな感じであり、一安心であった。
刺身と寿司と告げたわりには、刺身と寿司は一向に出てこず、「笹で巻いて蒸したタチ」とか、「キンキの煮付け」とか、様々な美味しい物が出てきた。
「旨いから何でもいいや」と思い、少々会計が気になったが、気にせずどんどん食べた。私達が「旨い、旨い」と言いながら食べていると、大将は益々色んな物を出してくれた。ついでに、昔の寿司の話や、自分の若い時の面白話などもしてくれ、私はあまりの面白さに、目をキラキラさせて聞いていた。その日の昼間に私は、免許更新に行き、講習を受けてた時は、聞かねばならぬと思いつつ、半分寝ていたのだが。
大将の話で、何よりも一番うなずいて聞いたのは、「お腹いっぱい食べて欲しいから、残される位でほっとするわ」と言っていた時である。しかし私自身は、自分が食事に出掛ける時は、「食べ物を残して帰るのは武士の恥」と思っているので、マリさんがギブアップした分も食べて、完食してきた。しまいにお会計をしてもらうと、「これは、一人分の料金では?」という程、サービスしてくれたのだ。がっついて食べてしまい、大変申し訳ない事をした。
旨さと満腹感にしばし酔いしれていると、「今度行くわ」と、大将に言われ、急に私は青くなり、「日々精進して、お待ちしております・・」と言うのが精一杯であった。

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