先日、実家へ帰ると玄関周りが綺麗に変貌していた。どうしたのかと母に尋ねると、「向かいの家が、庭や玄関周りを業者に頼んで整備してもらった所、あまりにも素敵になり、我が家が貧相に見えて仕方ないので、家も頼んだ」という。しかも向かいの家に業者を紹介したのは、母だというのでこれまたやるせない気分だったらしい。 「ついでだから裏の庭も頼んだ」と聞いて、「それは良かった」と思った。裏の庭は、父が好き放題に何でも植えまくり、松の隣りにバラ、その隣りはキュウリ、などという具合になっているのである。父は洋服でも、柄物のズボンに柄物のシャツを合わせるという、ハイセンスの持ち主であるので、庭も言った様な具合なのだ。 「今度は庭を触らせない」と母は断言していた。しかし、立派になった庭を見たら、父は居ても経ってもいられなくなり、また何か買って来て植えるであろう。 |
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