2006年2月17日金曜日

のれそれ

言おうとしている事と、違う事が口からでる事が稀にある。
メニューで「のれそれ」という魚を使い、「穴子の稚魚だ」と大吉に説明した所、大吉はナカイに「ウナギの痴女」と言ってしまったらしい。大吉は自分で言った事に、涙を流して笑っていた。
以前働いていた女の子も、「自分で蒔いた種」と言おうとした所、「自分で炊いた豆」と言ってしまい、悲痛な顔をしていたのを覚えている。しかもそれは、名言だという事で、店に置いてある料理本の片隅に書き記した。
その料理本を見る度に、「あのバカ女・・」と彼女を思い出す。

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